アメリカ大学と新型コロナウイルス

【アメリカの大学は今】

世界的猛威を奮っている新型コロナウイルスですが、3月に入ると、私の住んでいるアメリカNYにも大きな影響を与え始めました。

まず、ニューロシェルという我が家から30分くらい離れた街に感染者が現れ、家族も含めて隔離される、という事態になり、

スカースデールの学校が休校、ママロネックの学校が休校などと、ウエストチェスターの多くの町の学校が休校になりました。

我が家では、大学生の息子が1週間の春休みのため、自宅に里帰りしているのですが、

息子を大学に迎えに行った3月初めの頃は、それほどはっきりとした影響は感じられないような雰囲気でした。

ところが!!

この4、5日で、あれよあれよという間にウエストチェスター群のあちこちの学校が休校になり、

もうすぐ大学に戻る、というこの時期に、とうとうNY州立大学を始め、各大学のオンライン授業の開始と休校処置が決定されました。

そんな急展開ですから、息子も教科書や私物を寮に置いてきていて、オンラインでの授業を受けるにしても、色々と不便があるようです。

今回は、この新型コロナウイルスとアメリカの大学について、色々と考察してみたいと思います。



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【ハーバード大学と新型コロナウイルス】

いきなりのタイトルにはてな?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ことの起こりとも言える事件がハーバード大学やボストン大学の教授の逮捕なのです。

《BBC NEWS JAPAN 2020年1月30日 の記事より引用》

米司法当局は28日、ハーヴァード大学化学部の学部長と、ボストンを生活拠点としていた中国人研究者2人を、中国政府を支援したとして訴追した。

起訴されたチャールズ・リーバー教授は、中国側との関係について虚偽の申告をしたとされる。

中国人研究者たちに対しては、外国のスパイだった疑いがかけられている。

1億円超の助成金

リーバー被告は、中国政府から100万ドル(約1億900万円)を超す助成金を受け取ったとされる。

ハーヴァード大学は、教授の起訴を受けて声明を出し、「極めて深刻だ」とした。

さらに、「リーバー教授を無期限の休職処分にした」と発表した。

身分を隠して研究?

検察当局によると、ボストン大学でロボット工学を研究していたイエ・ヤンジン被告は、中国人民解放軍の軍人であることを隠していたという。

学生だと身分を偽りながら軍人として勤め続け、アメリカで多くの任務を果たしたとされる。

また、がんの研究者だったジェン・ザオソン被告は、ボストンのローガン国際空港で、かばんの中に生体サンプル21個を所持していたところを逮捕された。検察当局は、被告は中国に戻って研究を続ける予定だったとしている。

武漢の大学のスタッフに

裁判資料によると、ハーヴァード大学のリーバー・リサーチ・グループの筆頭研究者だったリーバー被告は、米国立衛生研究所や国防総省から計1500万ドル(約16億3600万円)を超す助成金を得ていた。

これらの助成金の対象者は、外国の政府や組織からの経済的援助を含め、すべての利害関係について申告が義務付けられている。

しかし、リーバー被告は2011年、ハーヴァード大学に知らせないまま、中国の武漢理工大学の科学者となったとされる。

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ハーバード大学といえばアメリカ アイビーリーグを誇るトップの大学であり、数々の歴史を作ってきた最高の大学であると思います。

アメリカで、世界で、多くの人が学びたいと目指すこの大学に、このような事件が起きることは、本当に残念なことですね。

あらためて、『大学で何を学びたいのか?』『大学は何を学ぶところなのか?』

とても考えさせられる事件だったと思います。

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【アメリカ大学のオンライン授業は有意義か?】

先日オンライン授業で展開される大学、

University of the People

の大学のご紹介をしたばかりですが、

他にもオンライン授業での展開を取り入れている大学は多数あるかと思います。

ハワイの友人の息子さんは、ハワイ大学に行っていて、オンライン授業ばかりで、なんだかモチベーションが上がらない?

というような声も聞きました。

コミュニティカレッジなどもそうですが、オンライン授業で勉強するには、相当な割合で

本人次第!となりそうですね。

(大学の校舎で講義を聞いていても本人次第なのは同じですが)

それでも、対面して!少人数で!教授とディスカッション形式で!の授業とはやはり、だいぶ違うことでしょう。

私立大学の多くは、上記のような教授と生徒数の割合を大切にする授業展開が主なので、

それ故に高額な学費と言えるでしょう。

それが!?今回のコロナウイルス対策のために、一時的とはいえ、どこもオンライン授業が主となると?!

大学で学ぶ意義は?!という事が大きく揺るがされかねません。

いずれにしても、今回の緊急の状況で、今までになかった様々なシステムが大学に求められる事になるかもしれませんね。



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【最後に】

我が家では、この3月半ばから、思いがけず家族揃い過ごす春となりそうです。

娘の高校は、今週末にかけて2日間の休校が決まり、

喜びの舞を踊っていました。

息子の大学は、NY州立大学全体での決定がつい先ほどなされて、

3/15までの1週間の春休みの予定が、3/25まで延期となったそうです。

これらの変更が、夏休みの日数などにも影響が出るかもしれません。

いずれにしても!!神様にいただいた大切な時間!だと思って、それぞれの楽しい時間にしてほしいものです。

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