【NY州立.市立の大学が無料になったというのは?!】
NY州、公立大の授業料無料に 全米初 2017/1/4 日経新聞より
ニューヨーク州は3日、全米で初めて公立大学の授業料を無料にすると発表した。(略)
同州によると、初年度の対象は年収10万ドル(約1170万円)以下の家庭で、計画では18年に11万ドル以下、19年には12万5000ドル以下に拡大する。(略)
米国では大学や大学院の進学のため、学生自身がローンを組むのが一般的。これを利用すると平均3〜4万ドルの借金を背負って社会に出ることになる。 NY州のクモオ知事は現状を批判し、『 NY州は解決に乗り出す』と述べた。(略
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というように、2017年1月の記事を見たときは、《どんな形で無料になるのかしら?》と思っていました。
そして、その年の秋、我が家は 息子Rの大学受験に際して、初めての出願プロセスを経たのです。
けれど無料?ということはなく、普通に各大学の授業料や寮費などに金額は記載されておりました。
2018年4月末、ようやく大学が決まり、初めてファイナンシャル.レターというものが届き、初めて我が家の学費プランが知らされるわけです。
でも、無料ではない、、。
では、あの NY州公立大学の学費無料!はなんだったの?
2017年6月に初めてファイナンシャルエイド、プログラム(FAFSA)からお知らせが来て、
《あなたは、The Excelsior Scholarshipの対象です》
という連絡がメールで来たのです。
そして2019年5月、娘Mのカレッジフェアで配られたパンフレットの中に、初めて書面化されたエクセルシア、スカラシップの案内があったのでした。
そこで、その案内をご紹介します。(長々すみません)
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The Excelsior Scholarship ( エクセルシア、スカラシップ) このスカラシップは、 NY州の学生がSUNY( 州立大学)又はCUNY(市立大学)に学費無料で通う機会を与えるものです。
《対象者は?》 ☆ NY州在住者 ☆家庭の総収入の上限: 2018-19, $110.000以下 2019-20, $125.000 以下 ☆SUNY又はCUNYの大学に進学希望する者( コミュニティ大学も含む) ☆毎年最低30クレジットを履修する事 ☆学期毎に12クレジットを履修し、毎年の30クレジットを獲得する事 ☆卒業後、 奨学金を受けた年数と同年数は NY州に住む事
《エクセルシア、スカラシップの奨学金額は?》
☆毎年$5500まで 奨学金を決定するにあたって、在住者の学費は減額されます。 SUNY($6470) CUNY( $6330)
また、それらの奨学金は、 TAP( NYS Tuition Assistance Program) Federal Pell Grant などを含みます。
《申請方法は?》
☆FAFSA( Free Apprication for Federal Student Aid)の申請を行う。 ☆TAP( Tuition Assistance Program)の申請を行う。
☆次に、 hesc.ny.gov/excelsior のサイトに行き、 Excelsior scholarship applicationと締め切りなどを確認して申し込む。
詳しくは《hesc.ny.gov》のサイトでご確認下さいませ。
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つまり!!無料というのは!
『対象者基準を満たしていれば学費は無料になります』
という意味で、出来るだけ多くの人が大学教育を受け、卒業後は NY州に住み、たくさん税金を払ってね、という心温まるご配慮なのですね。
我が家のケースでは、『TAPとPel Grantで全額出ているので、エクセルシア奨学金は申請しても意味がないですよ。』と言われました。
なんだかよくわからないけど、ここは感謝して恩恵を受けるも、学費以上額の寮費と本代や諸経費はかかるわけで、、、、
大学生の子供を抱える我が家は、日々を頑張って行くところでございます。