アメリカ大学寮から出る!パンデミックによる影響は?

【アメリカ大学寮から引っ越し、そしてパンデミックは?】

『NY州は近日ロックダウン( 非常事態宣言)を決断するらしい、、。』

そんな話が流れていた3月18日頃、我が家の息子Rと《大学寮からの引っ越し》を決めました。

元々は、3月7日から15日までの春休みのため実家に戻っていて、そのうちに、ウイルスのパンデミックにより、どんどん事態が悪化していったのでした。

大学寮にほとんどの教科書や教材、家財道具一式おいてきている状態だったので、

まさか?!こんな形でこの時期に、大学の寮から引っ越しをするとは、全く思ってもいなかったのです。

春休みも終わる3/15頃には、《23日からのオンライン授業》が決まり、

《大学寮の引っ越し日程》については、大学側からの指示を待つように言われていたのです。

というのも、学生やその家族などが引っ越しのために大勢集まる事を避けるため、大学側が、引っ越し日程を追って知らせる、という連絡があったからです。

けれど!

待てど暮らせど連絡はなし、、。

そんな時、《19日前後にロックダウン?》

というニュースを聞き、

『ロックダウンになったら身動きが取れない!』

と思い、指示を待たずに、3月20日に息子の寮の荷物を全て引き上げに行ったのです。

『この先どうなるか、わからない。でも、出来る事をしよう!』

そう言って、母と息子で大学寮に行って、家財道具を運んできました。

朝、ダークグレーの雨空のなか、車を3時間半ほど走らせて行きました。

こんな形で、2ヶ月以上早く 息子の大学2年生の寮生活が終わるとは、。

今回の部屋は、男6人の部屋( 2人部屋3つとシャワー、トイレ、カウチの部屋がついたもの)で、

みんなでワイワイと過ごしたり、結構エンジョイしていたようなので、

ルームメイトと挨拶する事もなく、寮生活を終えるのは、とてもさみしいものだったようです。

それでも、いつも通りに動じる事なく、明るい未来をイメージして、いろんな話をしてくれる息子Rの事をとても誇りに思います。

昔からそうでした。子供たちが小さい頃から、自然の中で遊ぶのが大好きで、

いつも外を駆け回り、友達と過ごす、そんな中で、とても沢山の事を学び、とても強くなったように思います。

子供達が小学生の頃、こんな事がありました。

私たちの町中が停電になり、いつ復旧するのかわからない?!という夏の終わりのことです。

《電気のない不便さ》《生命の危険さえ感じる状況》の中で、子供たちはとてもたくましく、

私たち大人を支えてくれました。

夢中になっていた電子機器も、電気がなければ使えない!

そんな時、息子Rと娘Mで《手作りすごろく》をつくり、

ろうそくの灯りのなか、一家4人ですごろく大会をしたのでした。

そのすごろくはゴール手前に、

《スタートにもどる》という箇所が6つほどあり、とうとう誰もゴールできない!?

というものでした。

家族でお腹がよじれるほど笑い、、あれって《停電ズ、ハイ》?だったのかもしれません。

そして、電気がないから、明るいうちに夕食をすませ、暗くなったら寝る、という原始的な生活をしていました。

停電中は、《いつ戻るのだろう》と不安に駆られて過ごす事もあるでしょうけど、

その時は、思いっきり!停電を楽しんでいたのです。

停電から3日目の夜!布団に入った途端、『ぱっ』と電気がつき、元の生活に戻りました。

子供たちは、『停電もけっこう楽しいね!』と笑い、

『でもやっぱり、電気はあったほうがいいな〜』

とくったくなく言っていたのを今でも思い出します。

そうです。ピンチの時の、あの感覚。

今こそ!大人も見習って、『今を生きる』事にフォーカスするのが大事なのかもしれませんね。

大学からの帰り道、息子は相変わらず、楽しい未来の話を続け、私は面白い話にお腹を抱えて笑いながら、

また3時間半のドライブをし続けたのでした。

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【アメリカ大学の今後は?】

☆オンライン授業( とあるNY州立大の場合)

3/23から学科末5月半ばまで、オンライン授業で進められます。

3月中にオンライン授業での準備がなされたようで、各学生と教授との連絡や、PCを使っての講義なども少しずつ始まったようです。

☆学費の支払い

我が家の場合、数回に分けて支払うのですが、3月21日締めの支払いが、なぜかdeclineされてしまいました。

まだ、はっきりとは決まっていないのですが、

学費、寮費、食費、教材などのトータルが年間総費用として計算されていて、

今回の寮費などが、相殺されるなどの措置が検討されているとも聞いています。

実際、2ヶ月以上早く寮を出ざるを得なかったので、なんらかの控除があるのかもしれません。

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【アメリカ高校生の大学受験について】

☆SAT 3月14日→ 中止

3月初旬より、アメリカのほとんどの高校も閉鎖されていた事もあり、SAT会場である高校も使えないので、SAT自体が中止されました。

☆APテストのオンライン化が決定

通常ですと、アドバンスト、プレイスメントテストが5月に行われますが、今年は4月に《オンラインによるテスト》が行われると連絡がありました。

☆SATプラクティステストも《オンライン化》に

3/21(土)に予定されていたSATプラクティステストが、初めてオンラインで実施されました。

本来のSATテスト自体が、その前週に中止になっていたので、プラクティステストも中止になるのか?と思っておりましたが、

まさかの《オンライン》になり、

『それでは意味がないのでは?』

と思いましたが、よくよく考えてみると、《SATのオンライン化》もあり得るかも?と思いなおし、我が家の娘Mも受けてみる事にしました。

APテストのオンライン化が決定したので、次のSATテスト( 5月、6月)のオンライン化の可能性もあるかもしれませんね。

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【最後に】

この全米に、いや世界中に、同じような状況にある大学生とそのご家族の方々が沢山いらっしゃることと思います。

その大変さやご苦労をお察しします。

《先が見えない》というのは、本当に辛いですよね。

そんな中でも、いつか事態が好転した時のために、心と身体の健康をどうか大切になさって、お過ごしいただけたらと思います。

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