アメリカ大学『アイビーリーグの入り方』から学ぶ6

【アメリカ大学受験の出願の締め切りは3種類以上?!】

アメリカの大学受験のシステムは、日本のそれとは違って、出願から合格までの期間がとても長いのはご存知かと思います。

そして、出願の締め切りが3種類( それ以上あるそうですがとりあえず3種類とします。)あって、

この締め切りのシステムを戦略的に考えることが、大学の合否に関わるとしたら?

受験を意識するにあたって、この締め切りのシステムをよく理解する事は、とても有効かもしれませんね。

そこで、《アイビーリーグの入り方》冷泉 彰彦さんの本から、学んでみたいと思います。



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1.レギュラー.ディシジョン          ( Regurar Decision )

締め切り 12月31日                   ( 1月1日の深夜23時59分がオンラインでの締め切り) 他

結果発表  3月末

入学意思表示 5月1日まで

( などが一般的で大学による)

☆ローリング( Rolling)とは?        公立大学に多いのですが、     『9月から12月、大学によっては翌年2月頃まで いつでも出願できます。その都度合否を判断して通知します。』というものだそうです。

実際は1ヶ月ごとに締め切りがあって、完全な合格者と不合格者に通知を出し、ボーダーラインの学生は後日審査するそうです。

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2.アーリー.ディシジョン             ( Early Decision )

締め切り 11月1日 (が多い)

結果通知  12月中旬〜下旬

入学意思表示 合格時

アーリーディシジョンの5条件

1★入学を前提に、学費が払える( 奨学金無しでも)                   2★入学後の専攻、キャンパス環境も含めて「受かったら行く」決意がある                       3★大学の課題エッセイが11月初旬までに提出できる               4★SATやSAT2の合格ライン以上のスコアを11月までに提出できる                                     5★高校側が内申書や推薦状をアーリースケジュールで用意出来ること

合格率が良い分 厳しい制約があり、『合格したら必ず入学します』というもので、つまり『専願』ということです。

もし合格したのに、誓約に違反すると、『違反した学生の出身校からは数年合格させない』という処置をとるとか。

その高校のガイダンスカウンセラーも同様の誓約書に署名して、その学生を推薦するので、この出願には相当な決意が必要なようです。

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3.アーリー.アクション                ( Early Action )

締め切り 11月に出願

合否通知  12月

入学意思表示 5月1日

( ☆アーリーディシジョンの条件の3〜5の準備は必要)

アーリー.ディシジョンとは大きく異なり、『合格したら必ず入学』という縛りはありませんし、併願も可能。

12月中旬には合否がわかり、入学意思表示も5月1日まで待ってもらえるというもの。

ただし近年は、無制限に受けてもいいわけではなく、『他のアーリーディシジョンやアーリーアクションには出願していない』ことを示す必要がある大学も増えてきているとか。

『アーリーで落ちたので、もう一度レギュラーで再挑戦』というのは出来ないとのこと。

☆ディファード( Deferred)            → 『保留』の意味で、合否は後日判断される

☆リジェクト( Reject)             →『却下』

( 本文より参照)



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アメリカの大学の出願方法や締め切りは複数あり、アイビーリーグやその年によって 出願方法のルールを変えてくることもあるようです。

あらためて息子Rの大学受験を振り返ってみると、

『うーん、やっぱり当時はよくわかっていなかったなぁ。』としみじみ思います。

その上、毎年変わるなんて、、

そして、調べれば調べるほど、『努力だけではどうにもならない、、。』という現実にぶち当たります。

それでもまぁ、希望を持って!!

まだまだ『日本人母のほふく前進』は続きます。

続けます!



 

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