【アメリカの大学の奨学金は?】
息子のアメリカの大学受験を経験して、未だに謎なのが奨学金。
《奨学金の有無は考えていません》というご家庭以外の人には、どれくらいの奨学金や援助があるのか?
これは本当に切実な問題ですよね。
それでは『アイビーリーグの入り方/冷泉 彰彦 著』から学んでみたいと思います。
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【奨学金は3つのカテゴリ】
1.学生ローン (Student Loan)
☆将来の返済が前提 ☆収入と資産を報告する ☆比較的簡単に認められる
2.メリット.スカラシップ ( Merit Scholarship)
☆返済不要 ☆学力などを評価して支給する
*大学によってはSAT 1900点で授業料半額、2200点でタダなどと発表している
3.ニードベース.スカラシップ ( Need Base Scholarship . Grant)
☆返済不要 ☆経済状況で判断される
*公立大学→ニードベースに手厚い *私立大学の中堅→ニードベースに手厚いメリット奨学金が充実
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【名門校の奨学金は?】
☆年収8万ドル( 800万円)あたりを下回る家庭の出身者には『学費免除』に近い奨学金を用意される
アイビー8校に加えて、スタンフォード、MIT、カーネギーメロン、ジョンズ.ホプキンス、ジョージタウンなどのグループはそうした傾向があるとのこと。
《奨学金の申請方法は》
基本的に保護者が行います。 ☆FAFSA ( 連邦政府機関) ☆CSS Profile (カレッジボード)
( 本文より参照)
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以前から『NY州立の大学は学費が無料になる』という記事が、NYのフリーペーパー新聞などにも載っていて、とても喜んだものです。
『いつから実施されるのかな?大体どうやって申し込むのかな?』
喜びつつも色々疑問に思っておりました。
そして息子Rの受験。NY州立の大学を2017年10月に受験し、ハラハラしながら2018年4月に合格がきまり、
学費や寮費などの総費用から『奨学金がいくら出て』残りがいくらなのか?!
が書いてあるパッケージと呼ばれる手紙が合格するとすぐに送られてきました。
その時点で既に高校卒業間近。
大学の手続きを進める時点で、ようやく
『最終的に支払う費用をどう支払うか?』について、FAFSAのオンライン上の個人画面で
『ローンをいくらにするか』などを決めて、残りの額を何回払いにするかも決めるのです。
さらに謎なのが、その『NY州立の大学は無料』というシステム。
Excerior Programというのがたしかにあって、
収入枠がその年によって違いますが、大体6〜7万ドルなどの枠内の家庭は、確かに!?
大学の学費は無料になるはず?!です。
けれど、そのシステムはどうやら、大学の入学が決まってから6月にFAFSAを通して、該当者の家庭に連絡が行くようです。
( そのシステムを利用できなかったので、詳細は分かりませんでした。)
元々NY州立の大学の学費は、1万ドル前後で、他にもTAPやPell Grantというような返済不要の奨学金があり、
我が家の場合は、既に学費のほとんどが支給されたようです。
沢山の大学を受験しても、行くのはたった1校だけ。
経済的な事は、あまりお友達やお母さん方ともお話ししませんよね。
なので、我が家のケースくらいしかわかりませんが、皆さんご家庭の事情や大学に行く学生によって、奨学金の事情は様々なようです。
中には、『FAFSAにファイルしない事で、《奨学金は当てにしていません》つまり、全額払います』という意思を示す事で、希望の大学に入りやすくする?!ご家庭もあるようです。
アイビリーグなどの名門大学は、年間6万ドルかかるのが普通な昨今、《奨学金は当てにしません》なんて!!
凄いですよね!本当に凄いなと思います。