アメリカ大学『アイビーリーグの入り方』から学ぶ11《奨学金》

【アメリカの大学の奨学金は?】

息子のアメリカの大学受験を経験して、未だに謎なのが奨学金。

《奨学金の有無は考えていません》というご家庭以外の人には、どれくらいの奨学金や援助があるのか?

これは本当に切実な問題ですよね。

それでは『アイビーリーグの入り方/冷泉 彰彦 著』から学んでみたいと思います。



 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【奨学金は3つのカテゴリ】

1.学生ローン (Student Loan)

☆将来の返済が前提                      ☆収入と資産を報告する           ☆比較的簡単に認められる

2.メリット.スカラシップ           ( Merit Scholarship)

☆返済不要                                     ☆学力などを評価して支給する

*大学によってはSAT 1900点で授業料半額、2200点でタダなどと発表している

3.ニードベース.スカラシップ ( Need Base Scholarship . Grant)

☆返済不要                                   ☆経済状況で判断される

*公立大学→ニードベースに手厚い                                     *私立大学の中堅→ニードベースに手厚いメリット奨学金が充実

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【名門校の奨学金は?】

☆年収8万ドル( 800万円)あたりを下回る家庭の出身者には『学費免除』に近い奨学金を用意される

アイビー8校に加えて、スタンフォード、MIT、カーネギーメロン、ジョンズ.ホプキンス、ジョージタウンなどのグループはそうした傾向があるとのこと。

《奨学金の申請方法は》

基本的に保護者が行います。        ☆FAFSA  ( 連邦政府機関)       ☆CSS Profile  (カレッジボード)

( 本文より参照)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以前から『NY州立の大学は学費が無料になる』という記事が、NYのフリーペーパー新聞などにも載っていて、とても喜んだものです。

『いつから実施されるのかな?大体どうやって申し込むのかな?』

喜びつつも色々疑問に思っておりました。

そして息子Rの受験。NY州立の大学を2017年10月に受験し、ハラハラしながら2018年4月に合格がきまり、

学費や寮費などの総費用から『奨学金がいくら出て』残りがいくらなのか?!

が書いてあるパッケージと呼ばれる手紙が合格するとすぐに送られてきました。

その時点で既に高校卒業間近。

大学の手続きを進める時点で、ようやく

『最終的に支払う費用をどう支払うか?』について、FAFSAのオンライン上の個人画面で

『ローンをいくらにするか』などを決めて、残りの額を何回払いにするかも決めるのです。

さらに謎なのが、その『NY州立の大学は無料』というシステム。

Excerior Programというのがたしかにあって、

収入枠がその年によって違いますが、大体6〜7万ドルなどの枠内の家庭は、確かに!?

大学の学費は無料になるはず?!です。

けれど、そのシステムはどうやら、大学の入学が決まってから6月にFAFSAを通して、該当者の家庭に連絡が行くようです。

( そのシステムを利用できなかったので、詳細は分かりませんでした。)

元々NY州立の大学の学費は、1万ドル前後で、他にもTAPやPell Grantというような返済不要の奨学金があり、

我が家の場合は、既に学費のほとんどが支給されたようです。

沢山の大学を受験しても、行くのはたった1校だけ。

経済的な事は、あまりお友達やお母さん方ともお話ししませんよね。

なので、我が家のケースくらいしかわかりませんが、皆さんご家庭の事情や大学に行く学生によって、奨学金の事情は様々なようです。

中には、『FAFSAにファイルしない事で、《奨学金は当てにしていません》つまり、全額払います』という意思を示す事で、希望の大学に入りやすくする?!ご家庭もあるようです。

アイビリーグなどの名門大学は、年間6万ドルかかるのが普通な昨今、《奨学金は当てにしません》なんて!!

凄いですよね!本当に凄いなと思います。





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です