【アイビーリーグの入り方/ (冷泉 彰彦 著)から まだまだ!学ぶ】
図書館で出会った素晴らしい本、《アイビーリーグの入り方》からシリーズで沢山のことを学んできました。
詳しくは、本を購入してじっくりと読むことをお勧めしますが、
私なりに我が家の息子の場合の経験談なども交えて、これからアメリカの大学受験を控えた方や『まだまだ先の話!』という方まで、
何かしらのお役に立てたらと思い、今回もこちらの本から学んでみたいと思います。
【アドミッション.オフィスとは?】
アドミッションオフィス、それは入試事務室( Admission Office)は、日本ではAO入試として既におなじみかと思いますが、
日本では入試問題作成など 大学教員が関与しますが、アメリカでは『大学入試はアドミッションオフィスが実施』します。
《ポイント》 ☆各大学の[合格基準]は極秘
☆ 期待される学生像がある
1.授業に貢献し、白熱教室の議論を盛り上げてくれる人材
→ディスカッションに積極的に参加し、議論を盛り上げてくれるような 高いコミュニケーション能力が問われます。
2.研究テーマや専攻を既に決めている人材
→実は、大学が最も欲しているのはこのタイプ。自分の研究テーマが決まっているような学生は基本的に大歓迎なのです。
3.自己管理能力、マルチタスク管理能力に秀でている
→アメリカの大学が重視するのは『実行力』。ビジネスの世界で成功するためには、自己管理能力の高さが重要で、なおかつ、同時並行的に多くのプロジェクトを進行する能力(マルチタスク処理能力)も重要視されています。
4.伝統の継承者と破壊者
→名門大学ほど同窓生組織が充実しており、大変な愛校心を持っています。そこで、卒業生の子供や教職員の子女を優遇するレガシー枠というものを設けています。
レガシー枠の学生による伝統の継承を期待する一方、大学側は、他大学との競争に負けないように『伝統の破壊者』としての学生も入学させ、バランスを取るようです。
5.大学に多様性をもたらしてくれる人材
→男女同数や多様な人種の学生を集めることで、多くの大学が『多様化』という点で様々な努力をしています。
6.とにかく凄い非凡な人材
→どの大学も『非凡な人材』を確保しようとしています。 そこで問われるのが、『マルチタスク処理能力』
『物理』と『バイオリン』など 全く違う分野で極めるほど『非凡な人材』として歓迎されます。
学力だけでなくスポーツや音楽などの才能も優秀であれば、高く評価されるようです。
☆期待されない学生像
→入学そのものが目的化している学生
(本文より参照)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
我が家は、初めて大学見学した頃は、まさにアメリカ大学進学の《素人》でした。
補習校の日本人のお母さん方が1番身近な相談相手で、皆さん とても詳しく様々なことをご存知で、よくお話をお聞きしました。
母友のSさんの息子さんは、アイビーリーグの大学に入学しました。
成績優秀でかつ、スポーツ万能( 剣道で全米の大会で優勝?)、楽器の演奏でも優秀な成績を残すなど、
いわゆるスーパー息子さんでした。
すると必然的に毎日習い事があり、とても忙しい日々だったことと思います。
『これがマルチタスク処理能力!?』と言われる能力なのですね。
普通の子供なら、
『外で遊びたい!ゲームしたい!』とか、
『たまには朝寝坊したい〜』
などと言いがちですよね。 (我が家だけ?)
でも、アイビーリーグに行けるような子は、ずっとマルチタスキーな生活をさらりとこなしていたようです。
それが『非凡な人材』なのでしょう。
たまに息子さんの大学での様子を聞くと、勉強にサークルに忙しくも とても楽しそうです。
そんな話を聞くと、
『ああ、やっぱりアイビーリーグの大学は、カリキュラムも学生生活も充実していて楽しいのだな、、。』
と、とっても羨ましい限りです。
我が家の息子Rは、NY州立の比較的小規模な大学に行っていますが、
『小規模な分、アットホームで、はじめての大学生活としてはグッドスタートだったよ。でも、少し物足りない?ような気もするな、。』
というような事を言っておりました。
うむ、、。やはり、この辺に有名私立大学とNY州立大学には 違いがでてくるのかな?
そりゃ、規模も学費も全然違うのですものね、違って当然ですよね。
いずれにしても 大学に行くのは親じゃなくて本人。
どこの大学に行っても、本人次第なのでしょうね。