アメリカ大学 AP日本語テストの受け方は?

【AP日本語テストの受け方は?】

昨日ご近所の日本人のお友達に、

『AP日本語テストって、どうやって受けるの?』

と質問を受けました。

そこで、娘にインタビューしたので、AP日本語テスト( アドバンスト.プレイスメント.テスト)の受け方をご紹介したいと思います。



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【AP日本語テストの受け方】

1.Q.誰に申し込むの?

A.ガイダンスカウンセラーさんに申し込みを依頼します。

自分でカウンセラーさんの所へ行って、『自分は日本語を補習校などで学習してきたので、日本語を問題なく理解できます。テストを受けたいです。』と意思を伝えます。

すると、ガイダンスカウンセラーさんがAPテストの本部に連絡し、指定用紙に記述、テスト受験料の金額のチェックを期日までに渡すと、申し込んでくれます。

2.Q.通常は各高校で、そのAPクラスの授業一年間受けてからテストを受けるけど、AP日本語クラスは高校にないから、いきなりテストを受けるの?

A.ガイダンスカウンセラーさんが申し込んでくれると、テスト前にCDディスクが送られてきて、APテストの担当をしてくれる高校の先生方が、テストの前の週位に、ディスクの内容の確認作業を一緒にしてくれます。(かなり旧式)

そこで、

☆CDディスクがPCで上手く作動するか?

☆CDディスクがその教科のものであるか?( ディスクを再生して、『これ日本語?』と娘が先生に聞かれたそうです 笑)

などを確認しました。そこで問題なければ、《試験当日の流れ》などをテスト受験者と担当者が一緒に確認するので、当日慌てなくても大丈夫なようです。



3.Q.試験当日はどんな感じに?

A.私( 娘M)に担当の先生方が5人ついてくれて、、私がテストを受けている間、ずっとじーっと待っていましたよ。(なぜ5人ー?と思ったとか)

《前半は、、》

①《PCに向かっての設問を解く作業》(リスニング)

→.設問の日本語を理解して答える(答えを選ぶ)

②《PCに向かっての質疑応答》

→コンビニ( ファミリーマートの面接官に自己紹介する)

というやりとりでした!( もーファミリーマートってとこが嬉しくて!と興奮気味な娘M)

PC画面『それでは、ファミリーマートの面接を始めます。あなたの志望理由を教えてください。』

というような形式で、画面の試験官に向かって、志望理由を日本語であなす( 録画される)ようです。

おそらく外国の方にとっては、名前や志望動機を日本語で話すだけでも、なかなか大変 なことだと思います。

そんな中娘Mは、『コンビニの日本における意義?!』のようなコンビニ論まで語ってきたそうです!(コンビニが好きすぎて、、、)

《後半は、、、》

『テーマに沿っての論文を書く』ライティングのテストだそうです。

指定時間に800文字以上の文章を書く所、

『気がついたら2000文字変えちゃって!しかも論点がずれてきてたから、慌てて戻して完結したの。』

とお話ししておりまして、、   とりあえず800文字以上であれば、大丈夫なようですね。

4.Q.試験はいつ受けて、結果はいつわかるの?

A.通常の高校に設定されているAPクラスは.9月の新年度から4月末までの授業を受講し、

テストが5月の初めに実施されます。

その実施日近くに、AP日本語テストも設定されて、自分の高校で受けることができます。

《結果は、、!?》

夏休みの7月の終わりにメールで送られてきました。

AP日本語テストだけでも、全米での受験者の採点を一人ずつ行われるわけで、

結果は同日に一斉配信する事もあり、それだけ採点に時間がかかるのではないかと思われます。

以前のブログでもお話ししましたが、5段階評価で、3以上の評価が付けば《大学レベルの単位を取得と同等とみなされる》証明となり、有効となります。

大学では、必ず取る単位の教科を高校で先に学べるシステムがAPテスト(Advanced Placement Exam)と言われていますが、

それだけでなく、『その学生は大学で学ぶ意思がある』といった自己評価の一つとして、大学のアプリケーションにも書くことができ、有効なようです。



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【最後に】

娘の高校には、日本人は数人しかいないですし、そのご家族によって考え方も違うので、『どれだけ母国語を大切にするか?』は、そのご家族の考え方によって異なるようです。

先日、《日本語より英語を重視する》ご家族のお母さんとお話をして、

『我が家は日本語を大切にしすぎて、失ったものもあったのかな、、』

と少々落ち込んだお話をしました。   (今はとても元気です!)

けれど、我が家の子供たちが日本語を大好きで、日本の文化好きで、それで幸せが広がったなら、

もうそれだけで充分!!幸せなのだなあ、と実感する事ができました。

今回のAP日本語テストも、その前の年のSAT日本語テストも、

『凄く面白かったよ!』

という娘に、

『何事も楽しむのだ〜!』

という私の信条が伝わったようで、なんだかよかったな、と思えるインタビューになりました。

地域によっては、我が家のようにあまり日本人がいなかったり、

あまりAP日本語テストの情報が入ってこないような地域の方のお役に立てたら、とても嬉しいです!

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