アメリカ大学 高校11年生(Junior)のプランは?

【アメリカ大学進学に向けての高校11年生(Junior)のプランを考えてみる】

アメリカの大学進学に向けて重要な1年間が始まりました。

希望の大学や地域によっても 大学進学までのプロセスは違ってくるかと思いますが、

NY郊外に住む我が家の1プランをご紹介してみたいと思います。



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《カレッジプラン-高校11年生(Junior)編》

1.年間スケジュールの確認 (9月までに)

☆高校の年間スケジュールが新学期までに、各学校のサイトで確認できると思います。その年間スケジュールを元に、学校の休日、面談の日程、ペアレント ナイトや奨学金説明会の日程などを確認しました。

☆習い事やスポーツなどの日程を確認します。( 大学のアプリケーションには、高校生活で何をしてきたか?が問われ、重要視されます。)

アメリカの高校11年生の成績がGPA( Grade Point Averag)を左右する、重要な一年になる事はご存知の通りですね。

けれど、同時にスポーツや習い事においても結果を出す大切な年!とも言えます。

以前もご紹介しましたが、アメリカの高校11年生は、勉強に、スポーツに、全てに気が抜けない!というハードな一年と言えるようです。

☆SATやACTなどの日程を確認しておきます。( スポーツの時期や土日の予定によっては、月1回のSATの日程も限られてくる可能性があります。    ましてや、SATサブジェクトテスト(科目テスト)などは、一年に一回きり!?というものもありますね。)

また、お仕事をされている親御さんについても、《どの時期に大学見学ができるか?》を早めに検討しておく事が大切ですよね。

なので、まず年間スケジュールを立てる事で、計画的に取り組む事ができるかと思います。



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2.大学見学の予定を組む( 9月末までに)

大学見学の時期については、夏休み中に行く方や、冬休み、春休みを利用し、家族旅行を兼ねる方も多いですね。

ご家族の都合が良い日程を組むのはもちろんのことですが、我が家の場合、両親の仕事の都合もあって、

高校11年生の秋、冬に大学見学を検討する事にしました。

この時期に大学見学をする理由として、

☆ 大学の休みでない時期は、在校生や学校本来の雰囲気がわかる。(と言っても大概の大学見学は土日ですが)

☆冬休みは雪も多く( 地域による)、 秋などの緑の季節の方が印象が良い。

☆11年生の年明け、特に4.5.6月は、APテストやローカルテスト、リージェントテストなど大切なテストが多く、精神的にも一番きつい時期になるようです。

《大学見学をしてみる》事は、実はとても大切だと思います!初めから志望校やどの分野を勉強したいかが決まっている場合は心配ないですが、

『大学進学になかなか前向きになれない』『どんな大学に行きたいか自分でもよくわからない』というお子さんもいたり?しますよね。

そんな時、親がいくら勧めても、

『どこでもいいよ〜』などと申す子もいるとか?!

将来の事を考えると、やっぱり大学進学を考えたい時、《大学の印象》がとても大切になっくるわけですね。

そこで!《雪が多いより緑のさわやかな季節》の方が印象が良いですし、年明けの春からは勉強で忙しくて、旅行?なんてとんでもない!という状況も考えられるようです。

いずれにしても、大学に行く本人が決めるのですから、せっかくはるばると行った大学が、《印象が良くない?》というのはもったいないかもしれませんね。



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3.SAT、ACTなどの試験計画を立てる

SATはほぼ毎月( 2月は無し)、ACTはおよそ2ヶ月に一回というように、予定されているようです。(2019年9月現在)

《SATなどは何回くらい受けるべき?》など、特に初めて受験を控えた方は考えたりしますよね。

受験生本人は、学校のガイダンスなどから情報をもらったり、相談したりして、理解している事が多いようですが、

いかんせん、親からはもう、、学校で何が起きているかはわかりにくいですよね。

『本人任せでバッチリ!』という方には、必要ないことばかりかもしれませんが、『一応把握しておきたいわ、、。』という方には、1つのケースとしてお話ししますね。

SATなどは、以前も触れましたが、何度受けてもよく、一番良い( 自分が提出したい成績)を大学のアプリケーションと一緒に提出します。

(何年か前までは、受けたSATなどの成績全てが大学に送られていましたが、改定されたようです)

また、SATとACTのどちらも受けてみて、本人が得点が取りやすいものの方の得点を提出する事もできるようですが、

いずれにしても、受けたい大学に提出義務のあるものを確認して、SATやACTなどを受けておく必要があります。

また、日本の大学を受験する場合にも、必要になるものが変わってきますので、

《自分が行きたい大学を絞って、早めに準備をする》事が、大切になってくるようですね。

*我が家では、                                   9月  PSAT( 学校で行われる模擬試験)     10月.11月  大学見学                              11月.12月  1回目のSATとACT

1月.もしくは4月〜6月                        2回目、3回目のSAT、ACT                  *1回目の結果と1学期の成績によって、また本人の希望によって、2回目以降の試験日を決める予定です。



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4.GPA,SAT,ACT,APテストなどのスコアを上げておく

☆GPAスコアはGPA4.0を満点とし、高校の4年間の成績の平均値として割り出されます。

APテストなどのスコアによってはGPA4.0以上も可能であったり、高校の成績には中学の成績も影響するなど、長期的に考えられることも以前お話ししました。

いずれにしても、大学進学が決まった後の高校12年生の最期の成績でさえも、入学取り消し?!などの可能性があるほど GPAスコアというのは、大きく影響する要素と言えるようです。

高いGPAスコアを維持するために必要なのは、《日々の小テストの高得点》と《100パーセントの提出物》などが大切なのはご承知の通りですね。

そのためには、きめ細やかなスケジュール管理と、定期的にあるテスト日に風邪などで欠席することの無いようにする健康管理が、成績を左右しかねない!とも思われます。

☆SATについては、専門の塾に行く事で、スコアを大きく伸ばす事も可能なようです。

アイビーリーグの大学や進学を希望する大学によっては、SAT対策を熟知した塾に行く事は、かなり有効なようです。( 年間1万ドル?位かかるそうですが、、)

☆APテストについてですが、その教科によっては、授業が始まる9月以前の夏休み中に、すでに課題図書が出ている事もありました。

9月の授業スタートと同時に、小テストが始まり、その1回目からすでに年間スコアが70点を下回ると、《履修継続を考え直す》必要が出てくる事もあるようですね。

大学進学に有効なAPコースで、思わしくない?得点を取る事が、GPAスコアの足を引っ張る結果になってしまっては、元も子もないからです!

『APコースを頑張ろう!と履修したはいいけど、思ったより難しい』と無理をせず、『11月時点の履修中止』を選択するケースも少なくないようですね。



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5.奨学金に向けての準備をする

高校からの推薦や、高校を通した奨学金などは、高校12年生の2月締め切りのものが主ですが、

企業や公募の奨学金は、高校11年生から受け付けるものもあるようです。

以前、《奨学金でハーバード大学に行ける!?》という本を紹介した時に、様々な奨学金について調べました。

その結果、《将来の研究に役立つ分野の奨学金》《女性のための奨学金》《マイノリティの為の奨学金》など、カテゴライズされている事が多く、なかなか申し込める奨学金( 学生本人の興味と合致する奨学金)がない!

という事をお話ししました。

けれど、学生の興味と条件が一致する《奨学金》を見つけることは、難しい現状ですが、皆無?ではありません!

『やっぱり奨学金があるとたすかるな、、』という方は、諦めずさがす!

そして、その募集と締め切りが10月、11月、12月など、大学のアプリケーションの時期の同じようなものが多くありました。

また、NY州の奨学金などの多くはニードベース( 家庭の経済状況による)のものですが、

公募の奨学金は、収入枠などに関わらず、学生の資質や能力によるものが多いので、

《公的援助を受けるのは難しそう》というご家庭は、早い時期から、奨学金の準備をするのは、とても有効かと思います。

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《最後に》

我が家の長男の大学進学時に、あまりに何も分からなかったので、

今回の娘の大学進学では、少しでも経験を活かせたらなと思い、こんな風に計画を立ててみました。

『大学に行くのは本人!親はあまり関係ない!』いう方や、『自立の為には、親が口出ししない方がいい』

というスタンスの方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただ、私の場合、分からない事が沢山あって、正直『もっと早く知っていればな、、』と、自分の勉強不足を感じたり、

『こうしてあげたらもっと良かったのかな?』と思う事もありました。

ですので、これから我が家と同じように大学進学を迎えるご家庭に、何か少しでも、自分の経験がお役に立てて、大学進学を控えたお子さんの《幸せな大学生活》に結びついたら!!

と、また新たな情報が入ってきましたら、お伝えしたいと思っています。

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