アメリカ大学 AP日本語テストを無事に受けました!

【AP日本語テストを受けて】

2019年5月 我が家の10年生の娘がAP日本語テスト( アドバンスト、プレイスメント テスト/日本語)を受けました。

アメリカの高校生には10年生からAPコースが設定されていて、その成績等によって5月のテストを受けることができます。

我が家の子供達も何度か受ける機会があったのですが、学校に設定されていなかった    《Advanced Placement         Examination/ Japanese》

に挑戦するのは今回が初めてだったので、体験したことなどをお伝えできればと思います。

テストの内容については《他言無用》ルールがあるので、雰囲気のみのお話になりますが、ご理解くださいませ。



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【テストの申し込み】

各学校によって受けられるAPのコースやテストが違うので、その学校に《AP日本語》が無い場合、ガイダンス.カウンセラーの方に相談し、学長の許可を得て受けます。         (ちなみに娘Mは現地校で1人だったそうです)

支払いは、他の教科と同様にチェックで ガイダンス.カウンセラーの方にお渡しします。

【テスト時間は?】

☆前半→1時間半                  リスニング  , リーディング

☆10分休憩

☆ 後半→40分                         ライティング, スピーキング

*これらはAPテストの説明欄に書いてあるそうです。

【AP日本語テストについて】

☆通っている学校( 現地校)に日本語コースが無くてもテストを受けられるのは何故?

→『家で日本語を話す』ことや、『アメリカの現地校と並行して補習校( 海外の日本語学校)で学んで来たこと』などを伝えれば受けられるようです。

娘のアメリカ人( 日本好き)の友達も受けました!                   なにしろこのAP日本語テストをどうやって受けるかは、この子のお母さんから教えてもらったのですから。

(生粋のアメリカ人のお母さんから日本語テストの受け方を教わる生粋の日本人が私です、、。)

【AP日本語テストをいつ受けるか?】

何しろ学校でただ1人の受験者だったので、おそらく場所や時間は特別な設定だった事と思われます。

通常の授業を休んでのテストだったので、次の日に学校から、

『オタクのお子様は受けるはずの3つの授業を休んでいます。ご確認を』

と連絡が来てしまい、娘に聞いたところ、

『テストの日程や時間が何度か変更になって、先生方に事前に《AP日本語テストのために授業を休む》事を伝えられなかったの。』

とのことでした。

親の私からしてもアメリカの高校の授業システムはとても複雑で、かなり本人任せです。

『何をどうすべきだったのか?』は正直謎です。

あらためて繰り返し休んだ事情を説明する必要があるようです。(次の日、アテンダンス課に電話をして事情を説明する事が出来ました。ちなみにアメリカの学校も無断欠席等にとても厳しいようです。)



【テストはどのような感じに?】

はい、ここからは雰囲気のお話です。娘曰く、

『お母さん!テストを受けるの私一人で、大人6人!          たぶん歴代でAP日本語テストを受たひとはいなかったんでしょうね。とにかくテストを受ける場所に大人が沢山いたよ。』

主にパソコン画面に向かってリスニング、リーディングなどの問題を回答していくようです。

内容は、本人にとっては さほど難しいものでは無かったと言っておりましたが、ちょっとでもぼーっとすると分からなくなることもあるとか?     (特にリスニング)

地名や固有名詞、日本語の言い回しなど、やはり慣れていないと分からない事もありそうですね。

私が古ーい英語教材などを聞いた時、あまりにも日本の時代設定が古すぎて笑ってしまう事がありましたが、

娘も同じような印象をAPテストを受けていて思ったらしく、

『え?こんなことってある?』とか、

『いやー、今時それはないでしょう、、』

などと思い、周りに大人が沢山いるのに笑いをこらえることあったとか?!

時にはテストが簡単すぎて( 彼女にとって?)『残りの時間は寝てた』とか、『キャラクターを書いてた』などと言い、

『そんなんで大丈夫なの?』と聞くと『大丈夫、大丈夫』と言ってまして、、

テストが終わって学校まで車で迎えに行くと、そんな今日のAP日本語テストの話をひとしきりし、

『最終的にはAP日本語テストは疲れた?楽しかった?』

と聞くと、

『楽しかった!』

と元気に答えてくれました。何がどう役に立つのかはわかりませんが、彼女が

《自分が学んできたことの一つ》として、今後に、大学進学に、または大学生活に生かされたらいいなと思います。

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後日、このAP日本語テストの受け方を教えてくれたアメリカ人のお母さんとお話する機会がありました。

『うちもこの前、娘(モンちゃん(仮)がAP日本語テストを受けたの!凄く難しくて大変だったっていってたわ。』

とのお話でした。

もちろん日本語が母国語でない方にとっては、このテストがどれほど難しいことでしょう!

娘Mにその事を話したら、

『そりゃそうだよ、お母さん。私がAPフランス語を受けたら気が狂うと思う。それぐらい難しい事だと思うよ。』

といっておりました。

それでもそのアメリカ人のお母さんのお話には続きがあって、娘さん(モンちゃん)と大学見学に行った時のお話で、

『この前見学した大学で、日本の大学との交換留学制度があって、とても興味を持って、娘がとても喜んでいたのよ!                                         ちなみに、それは日本人以外が対象だそうなの。』

とお話ししていらっしゃいました。

つまり!?ちゃんと《日本語が母国語でない外国人》を優遇する仕組みがあるわけですね。

そのアメリカ人の女の子(モンちゃん)の日本語に対する取り組みやテストを受けた事は、大学進学にも生かされるようで、本当に良かったなと思います!

と同時に、、、!

アメリカで生まれ育った日本人は、同じ日本人であっても何も勉強をしていない場合と補習校( 土曜日のみの日本人学校)などで血へどを吐く?ような勉強をしてきた場合では、日本語力にも大きな差がある事は、アメリカの教育機関にはおそらく理解してはもらえないのだなと思いました。

日本人という事でひとくくりに、交換留学などの機会の     《対象外》になるのは少し残念だなと思いました。

(もちろん大学によっては、日本人であっても日本の大学との交換留学できる大学もあると思います!)

娘Mは今10年生の学期末を迎え、期末テストをこなす時期となりました。

秋からの11年生は、アメリカ大学進学の大事な一年!

その前にする一時帰国では、日本の大学についても調べてみようと思うので、また気づいた事をお伝えできたらと思います。



 

 

 

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