【APテスト(Advanced Placement Examination)を受けるべきか】
先日、NYの公立高校10年生の娘Mの 初めてのAPコースについてお話ししました。
APコースは、中学生の時からの科目の履修進度によって受けられる生徒が、10年生から大学の履修を取ることができるプログラムとの事です。
そして今年度、娘MはAP World History を初めて履修し、最初のテストでいきなり恐ろしい点を取ってしまったのでした。
AP World Historyの先生からメールが来て、
『お子さんは、この点を取ったにもかかわらず、一度も放課後授業に参加していません。どうするつもりなのですか?』
というようなお話をされました。
娘Mは、やはり女子。コツコツ頑張って、GPA( 成績平均値)を上げるべく、全科目に気を配って、提出物や課題、小テストをこなしてきたようです。
しかし、ここでAPコースで無理して、悪い点を取ってしまったら、一気にGPAが下がる可能性があったのでした。
娘とガイダンスカウンセラーさんとも話しあいましたが、本人は、
『ドロップ( 履修をやめる)はしないよ。』
と頑なにいっておりまして、、。
ガイダンスカウンセラーさんも私も心配して、『無理しなくても今ならドロップできるよ』と説得しましたが、
『ドロップはしないし、大丈夫』
といい、とうとうドロップの機会を失い、APコースを継続する事になりました。
友達の息子さんがAPコースをたくさん取って、思うように点が取れず困っている、という話を聞いていました。
なので、娘にも無理しないで欲しいなと思っていたのです。
10年生の成績の影響は、アメリカの大学進学にはとても重要な意味を持つと思います。
なぜなら、アメリカのGPAは、高校の成績の積み重ねであり、11年生の成績のためには、その前年度の成績の良し悪しが影響するからです。
後からいくら頑張っても間に合わない?ことがあるのは、お兄ちゃんで実感。( 息子R本人が、『もう少し早くから頑張っておけばよかったな』といっていたので)
その様子を見ていた妹Mは、早くから(中学生の頃から)自分で成績チャートを作り、毎学期の成績を意識的に維持してきたようです。
えらすぎる、、。
なのに!それがAPテストの成績で大きくダウンしてしまうのは、とてももったいないと、、。
でも、娘Mは、
『やめないから、AP』
の一点張り。
そして、迎えた期末テスト。
結果は!!!
高得点?かどうかはわかりませんが、totalでなんとか大丈夫な点を取れたようです。
娘Mいわく、
『APは、はじめに一年分の内容をやって、初めのテストが1番難しいんだって。後は、対策取れば大丈夫だと思うよ。』
だとか。
じゃ、是非初めから気をつけて欲しいもんです。
これでもう、後戻りは出来ない。
年明け締め切り(2019年1月18日)の、AP Examination Registration Formと申し込み料金(94ドル)の案内が送られてきて、後は申し込むだけ。
最近読んでいる《大学に無料で行く方法》という本の中でも、著者が APコースの大切さを力説していました。
というのも、高校生のうちにAPテストに合格しておけば、大学の履修を済ませてあるとみなされて、大学に入った時に その分の費用を節約できるそうです。
かくして娘Mは、APコースを取り続けて、来春のテストを受けるようです。
2人目の大学進学は、、一体学費を払えるのだろうか?
そんな我が家の家計を案じてか?娘Mなりに 色々と考えているようです。
親の心子知らず
我が家の場合、
子の心、、親知らず?なのかもしれません。