2017年年明けには、アメリカの大学について調べ、何に興味があるのか?どんな学科がある学校がいいのか?我が家の場合、あまり遠くない場所がいいという希望もあったので、地図も照らし合わせて いくつか大学を選びました。
息子Rと同じように、あまり遠くない所がいいという男子も多いようです。
『何かあったら電車に飛び乗って帰れる大学』『雪が多くない大学』『実家からできるだけ遠い大学がいい!』という女子もいるようです。(何かあったのかしら、、)
大人からすると( そんな事が?)という条件も、当の本人たちには重要な様子。
そして、選んだ大学のサイトを開き、大学見学( college visit) を希望の日時で申し込みます。
大学としても対応があるので、だいたい2月の冬休みや3月( 年によっては4月)の春休み、そして土日に大学訪問を設定されています。
というのも、日帰りではいけない距離の大学がほとんどで、旅行も兼ねて家族で行ったりする家族も多いのかもしれませんね。
息子Rは当時10年生で 、今ひとつ実感がない様子。というか乗り気ではない所を引っ張って行くような形でした。
ウチだけ?と不安になり、母友に聞くと、母友の息子さんも大学に着くと、
【おかあさん見てきて、俺車で待ってる】などと言われたとか。うむ、、皆初めからノリノリとは限らないのね。
我が家も2月の冬休みに、初の大学見学。ひょんなことから、BROWN 大学で見学する事に。( まさか、アイビーリーグを訪問するとは?!といっても、別件で用事があったので行ったのですが、、)
優秀な大学生が長文を暗記し、学校の中を案内してくれました。賢いだけでなく、時にユーモアを交える所など、コミュニケーション能力の高さを感じ、
【やっぱり、リーダーを育てる大学なのね】と実感しました。
2校目は、SUNY( NY州立大学)の比較的小規模校。やはり賢そうな女子が早口で案内してくれました。
施設や通ってる学生の雰囲気は?何よりその町の雰囲気を知るのが、本人の気持ちを動かす要因のようです。
中には、大学見学に行った日の天候で 大学の印象が良くなったり悪くなったりする子もいるらしいので、親としてオススメの大学に行く時などは、お日柄のいい日を選びたいものです。
3校目は、同じSUNYでも工学系の大学。やはり建物が機械的なビルっぽいものがほとんど。
これまた案内してくれた男子がかなり口下手な感じで小さな声で「なんでも、、聞いてください。」とポソポソとお話をする男子生徒で、、。
おそらく数学は得意なんだろうな、、と思いつつ見守り、ツアーについて行きました。
たった1人の案内係で、勝手にその大学のイメージがついてしまうから、大学ツアーの案内係というのは責任重大です。
後から先輩お母さんに、『案内係で大学を計らない方がいいよ』とアドバイスを受けるも、一度マイナスの印象を受けるともう、それしか残らないみたいです。
感じ方は人それぞれですが、息子Rも「この大学だけはやだ。」と断言。
合う合わないがわかっただけでも、大学見学の意義があったと思うことにしました。後々笑い話のようにその学校の事を思い出して、家族で話題にしたり。
大学見学に行って、新ためて【自分が大学で何をしたいのか】が少しずつ見えてくるようにも思いました。
高校生ともなると、そんなに親と出かけたりしない年頃だけど、大学見学は、親が何時間も運転して、初めて行く道を調べて、色んな話しをして、、。
息子Rが大学にに行った今では、大学見学の頃は、【大人なる前の家族との時間】だったのかなと懐かしく思います。
(注:一部編集後の再投稿になります)