【 SUNY EOP/ACEプログラムとは】
2017年10/1には、FAFSAの申請を済ませ、その後の2ヶ月間は、順に迫る 各大学の申請日までに書類( 主にコモンアプリケーション)をNAVIANCEを通じて 準備しました。
各大学によって、提出するものが違う場合もあり、ガイダンスカウンセラーさんとも連絡を取りますが、基本各自学生が行います。
そんな中、SUNYの1つの大学訪問したときに、配布された書類に、【EOP&ACE プログラム】についての案内を見つけました。どんなプログラムかというと、、
【EOP/ACE( Office Opportunity Program/ Access to College Excellence Program】といい、経済面や学力面でもサポートしてくれる特別支援システムだとのこと。
《受けられるサポート》
☆個別相談 ☆学習面、生活面などのプロの支援
☆ 専攻やアカデミックプログラムの優先履修
☆アドミ二やファイナンシャルスタッフ、施設スタッフなどからの特別サポート
☆ リーダシッププログラムなどの参加が可能
などで、大学生活をスムースに不安なくスタートするには、とても有効なプログラムのようです。
EOPとACEでは、少し査定基準が違います。
EOP/ Eligibility
☆ NY州に居住している ☆高校卒業予定 またはGED ☆一般的な入学基準の範囲内 ☆ NY州のファイナンシャル基準の範囲内
EOP/Benefit
☆ NYS Tuition Program( TAP) 10 セメスター文の補助 ☆ GOP の費用の補助 ☆ 無料 個別支援 ☆ ファイナンシャル、アカデミック相談
ACE/ Eligibility
☆ 大学の学位習得にあたって 移民の子または二世であること ☆ NY州に居住していること ☆ 高校卒業予定またはGED ☆ NY州のファイナンシャル基準の範囲内
ACE/ Benefit
☆ 追加のFinancial aid grant ☆ Peer Academic Coaching Effort( PACE) ☆ ファイナンシャル、アカデミック相談
2017年10月半ばに、SUNYマンハッタンオフィスにて、EOP/ACEプログラムの説明会がありました。
SUNYの大学によってEOP/ACEなどがある所とないところがあるようです。
説明会では、
EOPが【 GPA78〜 .SAT 880+. ACT 16+】
ACEが、【 GPA80〜.SAT 880+.ACT 16+】とのこと。
申請方法は、SUNY applicationまたは、 Common applicationにおいて、《 EOP Programを申し込むか?》の事項にチェックする。ACEの場合は、アプリケーションに生徒自身が第1世代または、移民であることなどを記載する。他にも、提出物が異なるので要確認。
たくさんのサポートがあり、私のような日本人で、アメリカの大学についての知識がない人には、とても親切なプログラムかと思います。
ローンの相談や、コンピュータラボの優先使用、就職相談、プロのアドバイス、そして何よりAdditional Financial Grantが とてもありがたいところです。
特に必ず参加する The Summer Academy Programが、大学入学前の夏休み( 7月)に 3週間あって、大学の新生活に余裕を持って参加出来るのが特長。もちろん無料です。
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我が家の息子Rは、ACEのプログラムに入り、2018年 9月に大学に入学しました。
特典とはいえ、毎年夏に日本に2ヶ月近く行くことが生きがいの息子にとっては、夏の日本行きが危ぶまれる?この大学のサマープログラムは、大学進学を悩むほどの事でした。
『お母さん、このサマープログラムに行かずに、大学って入学できないのかな、、』
『なに、寝言言ってんの!甘いわ!』と叫びたい気持ちを抑えて、大学に行って聞いてみることにしました。
家から車で3時間半。質問のためだけに?と思われるかもしれませんが、大学に合格をもらってから どの大学にいくかは、最終決定をする前に、もう一度大学訪問をした方がいい、と先輩お母さん方から言われていたので、頑張って行くことにしました。
ある人は、最後に合格した大学数校に行ってみて本人の気がかわったと。
またある人は、最後に行ってみて 心がきまったとか。
いろんな思いで決心しても、入学1ヶ月で大学を辞める子もいるくらいですから、アメリカの大学に関する意識は、本当に多様だと思います。
その年の夏も、我が家では、私と高2になる娘は早々に日本行きを決めていました。
息子Rは、思いの外 大学決め、というか、はっきりした合格と入学に時間がかかってしまったので、日本行きも 夏休み前ギリギリまで決められませんでした。
結局4月末に、大学に再度行き、いろいろ質問したわけですが、さすがの息子Rも、ACEのプログラムを通して入学するには、サマープログラムに参加しなければならないと理解し(観念し) 、ようやく その大学の入学を決心した次第です。
大学生にもなって いつまでも日本の夏を楽しむことを生きがいにしていてはダメ、と言われているようで悲しそうではありましたが、小さい頃から続けている《夏の日本行き》がただの遊びだけでなく、彼ら[アメリカ生まれの日本人]にとっては、自分のアイデンティティを保つ上で大切なことなんだと思います。
また、中高生になった頃から、[自分は何者か?自分は日本人だ]という気持ちが、うちの場合は強くなっている様子。
日本から離れていればいるほど、日本を恋しく思ってしまうのかもしれませんね。
かくして主人と財布と相談しながら、サマープログラム終了後のたった20日間だけだけど、息子Rが日本に行けるようチケットを手配しました。
サマープログラムを終え、日本に到着したRは、ひとまわりもふた回りも成長したように思えました。
なぜ成長したのか?についてはまた後日。