アメリカ大学 FAFSAの申請

【FAFSAの申請について】

ファイナンシャルエイドについての詳しい解説は、前回紹介した本( NY.NJ.CTに10年以上住む人のための、ちょっと、ディープな『便利帳』)を参照していただくのがわかりやすいです。

私は実際に行ったファイナンシャルエイドの申請のプロセスについてお伝えできたらと思います。

2018年度大学入学に向けては、2017年10月1日がFAFSA申請のスタートの日。

2017年の年明けのtaxリターンが最新の収入の証明になるので、その前の年の2016年の年間の収入を元に 各種の計算が行われました。

FAFSA申請のスタート10月1日夜中の12:00amに申請できるよう、書類を準備しておき、もちろんFAFSAアカウントも生徒用と親用の2つを9月中に作っておきました。

【用意したものは】

☆Taxリターン1040フォーム

☆本人と両親のソーシャルセキュリティー番号とグリーンカードや運転免許の番号

☆銀行口座の最新の残高記録   ( 生徒の口座がある場合それも必要)

☆志望校10校のコード番号  ( 各大学のサイト参照)

他にも☆Untaxed income ☆Savingアカウントの残高☆Investment ( stock, bonds, real estate, business and farm assets) など保持している方は、申告が必要になってきます。

家を所持している場合、ZILLOWなどのサイトでその時期の家のバリューを調べ、ローンの残高を引き、資産として記入します。

なので皆さん、2年以上前から対策を考えているとか。

子供の銀行口座をクローズしたり( 子供用に積み立てた資産や509などのカレッジファンドも資産として計算されます) 、銀行残高をなるべく減らすよう支払いできるのもは済ませたりする方が多いようです。

レントの方が有利とレントに変えたり?形式的に離婚?!する気合の入った方もいるとか、いないとか。

すごく不思議だったのは、合格もしていないのに志望校10校を入力して、奨学金の申請をすること。

いいのかしら?と違和感を覚えるも、プロセス上では、合格した大学が 次の段階として、その合格した生徒のFAFSAアカウントにアクセスして初めて、奨学金の額などを大学が検討するので、志望校の10校はFAFSAに知らせておかなければいけないというものでした。

FAFSAの申請は無料ですが、CSSプロファイルは有料。CSSプロファイルは、私立の大学( cssのサイトに申請が必要な大学リスト)のファイナンシャルエイドに必要なようですが、基本的にはFAFSAの申請が必要だとのこと。

実際にFAFSAだけで、私立も受験してみましたが、普通にファイナンシャルエイドのパッケージは送られてきました。

また、CSSプロファイルの方が、資産計算などが更に厳密になるようです。



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FAFSAを申請してみて感じたことは、申請手続きは一度だけでなく 継続するという事。

なぜか一回申請したら終わり?かと思い込んでいましたが、FAFSAから何度もメールが来て、手続きが必要とまりました。

『この部分のサインをしてください』とか、『大学側があなたのアカウントにアクセスしたいので許可を出してください』とか。

ケースによって様々かとは思いますが、最終的に大学に入学するまで色々と連絡や手続きが続きました。

重要なこととしてオススメしたいのが、必ず《Net Price Calculator Report》を取ること!!!

各大学のサイトに行って、1つ1つFAFSAで入力したような情報を入れると、大学の総費用に対してどれくらいのファイナンシャルエイドが出るか?見積もりが出ます。

それをプリントアウトして大学の費用の目安となります。   最終額ではありませんが、ケースによっては、ファイナンシャルパッケージが遅くなるので、早い時期に検討する為に、とても役立ちます。

私たちの場合、それが後で大きな役割を果たしました!

そのお話はまた 新ためて、、。