【大学の学費の支払い】
2018年秋に、息子Rの州立の大学での生活がスタートしました。
大学の学費は、いつ決まって、どう支払うのか?
色々な事が始まってみないとわからないなんて事があるのか?と思いながら過ごした2年間でした。
日本では大体の学費や支払いの日程は決まっていて、《どうなるか、いくらになるか?わからない?》
などということは、ありえませんよね。
けれど、アメリカでは大学によって、人によって時期も異なります。
なので、《大体こうなる》というのがわからない事がとても不安でした。
何百万もかかるのに、、。人によっては一千万近くも、。
我が家の場合、奨学金を含め最終金額が決定したのが5月末となってしまいました。
というのも、FAFSAのフォームに間違いが見つかり、計算し直してもらったので、通常より時間がかかったのです。
なので普通は、もっと早く、2月には最終額が決定している方も多いかと思います。
( 全額自腹の人は、もっと早いです、きっと)
人によって様々かとは思いますが、我が家のケースを少しお話します。
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1.入学金 (4月末)
通常、5月1日 締め切りで、入学意志決定を大学側に伝える。(NY州立なので200ドル)
*合格をもらっていた私立は入学金が800ドルでした(参考まで)
2.分割1回目 (8月末)
全学費から奨学金とローンを差し引き、二期制の前期の額を三分割( 我が家は)した費用の1回目の支払い。
3.分割2回目 (9月末)
4.分割3回目 ( 10月末)
以上をその都度カードで支払いました。
今後は、おそらく後期分を
12月、1月、2月と支払い、5月半ばには大学の一年間を終える?という流れの支払いになると思います。(まだ途中なので予想ですが、、)
こうしてようやく支払いスケジュールがはっきりしました。
これから四年間支払いは続き、三年後には、下の子の支払いと重なって始まるわけです。
大学の費用の控除は、大学に通っている人数が多ければそれだけ控除が増えると言われていますね。
一家の収入に対して、大学の費用が倍になる訳ですから、それだけ負担額が減る計算になります。
息子Rの大学入学前は、
《本当にうちは払えるのだろうか?》と思いながら準備してきたけど、、
大学に入ってもまだ、
《本当にうちは払い続けられるのだろうか?》
と思っています。
息子R自身も、学生ローンを抱えてのスタートです。アメリカの大学生は皆、多かれ少なかれローンを抱えている事と思います。
有名なところで、オバマさんも何年もかかって払い終えたとか?
日本でも、学生ローンを払えない学生の問題が昨今、クローズアップされて、テレビなどでも問題となっていますね。
日本の場合は、学生時代は、支払いのためにアルバイトをしないといけないので、学業に集中できない場合もあり、就職できても、初任給と支払いのバランスが取れないとのお話も聞きました。
アメリカでは、もちろん多額の借金を抱えてる人も多いし、就職が厳しいのは同じですが、州ごとの奨学金も多く、日本より充実していると思います。
日本では、奨学金といえば、ほんの一握りの優秀な学生だけが支給型(返済の必要のない)奨学金があるだけで、他は金利の高いローンなのが実態のようです。
アメリカの場合、GRANTS(返済不要の支給型で、経済事情による)とSCHOLASHIP( 成績による返済不要の給付金)とがあり、ローンにもSUBSIDISED( 利子がなく卒業後まで返済を待ってくれる)ものと、UNSUBSIDISED( 利子があるもの)がある事は以前お話した通りです。
アメリカの場合、奨学金や助成金を出してくれるというより、その学生の特性と家庭の経済事情によって、学費が決まる、という感じのようです。
1つ大事な事として、アメリカにある奨学金の条件として、《必要な場合は徴兵に応じる》というような条項があります。
国や自治体としてもお金を出す訳ですから、国に貢献する意思がある事を前提とした奨学金のシステムなのでしょう。
知り合いのお話では、声がかかる事はまれ、との事でしたが、やっぱりサインする時は緊張しました。
それと、世にいう《アメリカの大学は入るのは簡単だけど卒業は難しい》という文言ですが、最近は、《アメリカの 大学は入るのも卒業するのも難しい》ようです。
息子Rが大学での学びがスタートしても、卒業まで安心は出来ないので、我が家の道のりはまだまだ続きます。