【アメリカに日本からの留学を考える)
2018年3月末に、友人の息子さんY君を受け入れたことについては、先日お話しました。
日本の高校生のY君は、3月の春休みに 1週間ちょっとの我が家の滞在で、アメリカの高校生活を経験したり、私の英語の先生とプライベートレッスンしたり、1人で買い物をしたりしてアメリカの体験を楽しんで帰りました。
アメリカ滞在を通してひと回りも ふた回りも大きくなったY君に、ご両親もとても喜んでおりました。
良かった、良かった、、と思い、日常を過ごしていたら、友人からのラインがはいり、、
『 NYでは本当にありがとうね。ところで、、、息子のYがね、日本の学校を辞めてアメリカに行くって言い出して、、』
『!? きゅ、急だね!?』
もう、言い出したら聞かない!との事で、相談があったのでした。
最近の若者は日本から出たがらない、という風潮をテレビで見たりしていたので、Y君はとても頼もしい限りとも言えます。けれど、親の気持ちを考えると、それは心配なことと思います。
そこで?!最近の日本からの留学事情を調べてみました。
《 留学事情は?》
☆ある程度の英語の基礎学力が高い場合のみ、成果を得られる
☆アメリカでの留学は、滞在する都市によって生活費が高く、アルバイトなどをすると 学業に集中するのが難しい
☆ 日本人が多いと、どうしても日本人で固まってしまう
☆ホームスティなどで 積極的にその家族と関わる必要がある
という事で、多くの留学生は、思うように英語を身につけることができないと 留学カウンセラーの方は言っておりました。
そのような状況だと、日本に帰ってから、就職の際にも 留学経験が活かせないようです。
有意義な留学のためには、日本にいても 目的意識を持って英語を勉強したり、英語の聞き取りなどを積極的に取り組んでおくと良いですね。
《アメリカの大学に進学する》
☆ アメリカの大学は費用が高い
☆ 卒業後の就職時に、アメリカはビザサポートをしてくれる可能性は低い
☆エンジニアなどの分野はかろうじて就職の可能性と学費の返済が可能
など、卒業後の問題を抱える人が多い様子でした。卒業後の就職は、現地の人たちにとっても切実で、ビザの問題は、日本から来る留学生には社会情勢もあって、とても難しいですね。
あるサイトの話では、カナダの方が学費もビザも優しい?という意見もありました。
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さて!! Y君ですが、上記の事を説明し、《大事なのは、どこで働きたいのか?に焦点を当てて考えて欲しい》、という事と、《今の高校を卒業してからのアメリカ大学進学なり、留学なりを目指しても 遅くはないよ!》という事を伝えました。
それに、今の高校2年生の年齢でアメリカに来ても、できることが限られているようにも思えました。もちろん、それでも有意義な留学を経験できた知り合いもいるので、一概には言えませんが、、。
なにか Y君の夢を潰してしまったのでは?と、心配になりましたが、2018年夏、再開した時のY君は、日本の高校を続け、英語を猛勉強し、夏の留学説明会に参加していました。