【ガイダンスカウンセラーとアメリカの高校でする事】
アメリカの高校は1年生(Freshman), 2年生(Sophomore),3年生(Junior),4年生(Senior)の4年間あります。
一体いつ、どんな手順で、大学に向けて準備をするのか?
まず2年生Sophomoreの1月くらいから、担当のガイダンスカウンセラーさんと初面談をしてご挨拶。
年に何度かペアレンツナイトという機会があり、その年ごとにやるべき事の説明会がありました。( 学校によって時期などに違いがあるかも?)
3年生Juniorになると、本格的に様々なプロセスが始まります。
9月のはじめに、《Junior Timelline for College》という計画表が配られ、それに従って進めていきます。
10月 PSAT, 12月 Financial Aid Night, 年明け1月からは、大学リサーチやSAT対策と細かくスケジュールが組まれています。
特に親が準備しないといけないのが、Financial Aidのこと!
ファイナンシャルエイドの申請には、必ずFAFSAの手続きが必要となります。
それには大学のアプライをする前の年の 親の確定申告( taxリターン form1040)を提出する為、秋のうちに説明会をするようです。
他にも銀行口座の残高や資産などによって、奨学金の額が左右されるので、最低でも2年前から資産の整理をする方も。
ローンを支払って現金を減らしたり、子供の銀行の残高も資産としてカウントされるので、クローズしたり、中には母子家庭にあえてなる?人も、、
とにかく少しでもエイドをもらえるよう、資産周りを整えるのは、大事な親の準備の1つのようです。( FAFSAについては後日詳しく)
高校最後の年、4年生Seniorは意外にあっというまで、夏までに準備したコモンアプリケーションの口座を作り、エッセイの下書きをしたり、志望校10校まで絞ってリストをつくります。
10/1 は運命のFAFSAの申請開始日。ある意味早い者勝ちなので、すぐに申し込むようにというお話が
『まだ合格もしていないのに奨学金の申請?』とかなり違和感がありましたが、大学側が合格を決めてから その生徒のファイナンシャルエイドを決めるために 生徒の家庭の経済状況にアクセスするので、リストアップの段階でどの大学を書いても書くのは自由です。(ハーバードもok!)
ガイダンスカウンセラーには、面談を申し込み、早い時期に時間を作ってもらいます。
本人が何を勉強したいのかをじっくり相談にのってくれたり、いくつか大学を調べて勧めてくれたりもします。
アプリケーションの作成や手順の確認、Recomandation Letterも書いてくれます。
まさにガイダンスカウンセラーさんは、たくさんの生徒たちの将来を考えて、ヘルプしてくれる重要な存在なのです。
私たち家族が日本人で、やっぱり移民であることに正直不安はありました。
私たちのガイダンスカウンセラーさんは、そんな気持ちをわかってくれて、熱心に相談にのってくださいました。本当に幸運だと思います。
英語もバッチリ!アメリカの大学も卒業したわ!という日本人の方には、どれもこれも簡単な事かもしれませんね。
でも、もし我が家のように 【手探りで頑張って行こう】という方でしたら、ガイダンスカウンセラーさんとの信頼関係も大切になってくるかもしれませんね。