【アメリカ大学入学を無事に終えて】
2021年秋、我が家の子供達の大学入学を無事に終えて、あらためて
《アメリカ大学の入学のためにやってよかった事》
を振り返ってみたいと思います。
☆これはほんの1ケース(NY州立大学)のことであり、アイビーリーグを目指している方や私立大学などを考えている場合は、変わってくる内容になるかもしれませんが、ご了承ください。
【アメリカ大学入学のためにやってよかったこと】
1.本人のモチベーションを上げる
早い次期(小学生とか?)から大学進学を考えながら勉強する子は、なかなかいないのでは?
けれど、早い時期から ☆得意な分野を見つける ☆目標となる大学や大学生活を知らせる
ことは、親や周りの大人にもできますね。
何より本人が希望を持てるよう話したり、『普段の勉強の積み重ね』がどんな形で未来に結びつくのか?だけでも教えてあげると、モチベーションにつながるのではないでしょうか。
2.GPA(高校4年間の総合成績平均)の3.5以上を維持する
そんなの簡単!と思われる方も?
でも、我が家のようにネイティブでない家庭の子供達(日本語との両立)にとっては、圧倒的に語彙数の違いもあり、高学年になればなるほど授業が難しくなるようです。
そうなると!どんな子でも頑張れることとして、自分のその時点の学力に適したクラス選びをし、
☆提出物の期限とクオリティを保つ
事で、GPA3.5〜4.0を維持する事は可能だと思います。
アメリカの高校のシステムは、通常クラスから大学レベルまで、細かいプログラム設定をする事で、各自が無理なく学べるようになっています。
そこで努力する姿勢を先生に示す(Stay after)事で、先生とコミニュケーションを取ったり、質問する事でわからない部分をクリアにするだけでも、成績に大きく影響するようです。
そのために、先生方は全ての提出物をチェックしていて、4年間全て提出しているだけでも、大きな学力として認めてくれる事でしょう。
3.SAT( 全米一斉テストでほぼ毎月開催で複数回受験できるテスト)で1400点を目指す
2020年以降、SATのスコアの提出を任意にする大学が多くあります。(以前は必須) けれど、奨学金を受ける条件としてSATの一定スコアを条件とする大学があるので、やはり受験生としては高得点を早い時期に取っておきたいものです。
2021年秋現在、SATテスト会場も《人数制限》をしたり、《会場の減少》なども続いていて、以前より受験しにくい状況は続いているようです。
Collge Boadのサイトを確認して、早めの受験申し込みと対策を取っておく事で、高得点を目指す事が大切になってきそうですね。
検索キーに《College Boad SAT》などを入力し、日本語で読みたい方は日本語の直訳翻訳で申し込み方や案内を読んでみると、とてもわかりやすいと思います。
先程検索してみたところ、『SATの練習テストを繰り返し受ける事で得られる奨学金》などについても記載されていましたので、ご参考にしてみる良いのではないでしょうか。(どなたでも頑張れる!)
4.SAT教科テストで800点を取る
→(*変更について).2021年9月現在、SAT教科テストは実施されておりませんのでご注意ください。
SATテストには、毎月もしくは2ヶ月に一回くらいに実施される《一般テスト》と、数学の各分野別のテストや日本語、フランス語、スペイン語などの言語テストなど、教科別のテストがあるのはご存知とうりかと。
それらの得意なものや、進みたい大学の分野に必須な教科でスコア満点800点を取る事は、その学生の強みを表すものの1つとしてアプリケーションに書く事ができます。
例えば、日本人である我が家の子供達にとっては、SATJapaneseのテストなど、びっくりするくらい簡単な内容になります。
けれど、アメリカに住んでいると聞いたこともないような用語『仲人』『改札口』『従兄弟』などや、
『手紙の差出人は誰ですか』『受け取ったのは誰ですか』などの引っ掛け問題もあるようで、
実は1問間違えて800点満点を逃すケースもあるようですのでご注意を。
(息子Rは日本語テストの直後、 『東って、、イースト?』と聞いてきました。そうだと答えると、『よっしゃ!』とガッツポーズ。アメリカ生まれの日本人の日本語力は、、何となく想像がつくのでは?)
5.APクラス(アドバンスト プレイスメントクラスという高校で取れるクラス)を取る
高校の授業のレベル別の一番高いレベルに入るには、中学生の時のレベルを高く維持する必要があります。
ですので、中高と大学を意識する取り組みを本人がする事で、APクラスに入る事ができるのです。(各教科の最高レベルを終えた先にAPクラスがあるので)
APクラスは、大学のクレジットにもなり、多額の大学費用の節約にもなりますが、そのクラスを履修して、年度末に受けるAP一斉テストの5段階の3以上の成績を取らなければ、大学への評価にはなりません。
うっかり!APクラスを沢山取りすぎて、本来の必須教科のテストで好ましくない点を取る事は、その子の成績に良くない影響を与えるかもしれません。
また、頑張ってAPクラスを勉強しても、最後のテストで悪い点を取った場合、その結果も本人の成績としてチェックする大学もあるようですので、
どこまでなら頑張れるのか?を見極めて、APクラスを取った方が良いかもしれませんね。
APクラスを取る事は、大学進学への意欲として評価され、GPA4.0以上の成績として加算される利点がありますが、
APクラスなども一切取らず、通常クラスのトップとして高成績を維持することも立派な努力として更に評価されることもあるようです。
いずれにしても、本人次第であり、その見極めが大学入学への大きなキーポイントとなると思います。
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【最後に】
今までも何度か触れたごく一般的な項目で、決して我が家がこれを全部実践できた!というものではありません。
しかも、項目一番目が、
《本人のモチベーションを上げる》
ですから、おや?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも!!これが一番難しいんです。
長期にわたるアメリカ大学受験は、ある意味、遡れば赤ちゃんの時から始まっていて、
全ての項目は、親でもなく本人のモチベーションが無ければ、何一つ実現しないのです!
特に思春期って難しくて、子供さんによっても時期は異なると思いますが、
『やる気なーい』『何していいかわかんない』
みたいな時期もあったり、、、。
(うちだけ?)
些細なきっかけでつまづいたり、友達関係で苦しんだり、、。
子供達の心の中も、勉強のみならず忙しいんでしょうね。
そんな中、『大学!どうするの?』『成績どうなってるの?』『提出物出した?』なーんて言われても、
そっぽ向いたり、、するんでしょうね。
いくら親が努力しても、ヤキモキしても、大学に行くのは本人。
もー、。こうなったら、子供の自主性に任せて、、
任せていたら進展がない。
本当に、子供を信じて待つのって、、疲れますよね。(私だけ?)
大学受験を終えてすっかり安心のお母さんから、まだまだこれからです!という方まで、
皆さんの思いやお子さんの思いが、どうか!未来につながりますように!
いつもお祈りしています。
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