【アメリカNYの州立大学の入寮できない!!!!!】
皆様ご無沙汰しております。
この書き出しで何度か始まった今年のこのブログ。
数々の難関を超えて、本日娘のMの希望の大学の入寮日を迎えました。
そして?!
入寮できません。
いつ入寮できるのか、、今もわからない状態ですが、、
今回は、『こんなことあるの?!』
とライブ感覚で、今の状態をお伝えしたいと思います。
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【2021年のアメリカ大学入寮は普通じゃなかった】
2019年までの《アメリカ大学受験》とは全く違ってしまった2020年。
昨年は、大学の入寮の条件にPCR Testが、大学入学者の家族も含めて必須でした。
そして今年は?!
これは同じNY州立大学でもそれぞれの大学にもよりますが、、
ワクチン接種が必須となっています。(それについては今回は軽くに留めます。なんせ、今、今日どうなるか?の瀬戸際なので、、)
そしてその上、3〜5日前のPCRテストが必須!となっています。
もちろん我が家だって受けましたよ、PCR検査。
ところが?!
入寮日の朝、結果が出る《3〜5日》が過ぎても結果が届かない、、、
とにかく当日の入寮日には、前もって予約をした時間内に引っ越しを済ませないといけないので、検査結果が出ないまま大学へ向かいました。
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【PCR検査結果が間に合わないとどうなるか】
友人などの話を聞いた時、それぞれの大学に[PCRテスト会場]的なところでテストを受けると聞いていたので、
『万が一再度PCR検査を受けないといけない場合は大学内にあるのかな』
などと思っていたら、、なかった。
入寮のチェックインのデスクのお兄さんに聞くと、
『近くのCity Md(予約なしで行ける病院)に行って、Rapid Testを受けるしかないです。』
と言われて、
車を走らせること15分。
あった!City Md (アポ無しで行ける病院)に飛び込む。
で、受付のお姉さん曰く、
『110人待ちで、あなたの番は夜の9時、閉鎖後ですが予約取りますか?』
たとえそれでも取るしかない、、。
その後もあちこちを巡る。
WalgreensとCVSなどの薬局に寄ってみる。
そこのお兄さん曰く、
『うちもよそも、この手の検査は取り扱ってないよ。』
(Covid19の検査にも最低3種類あって、主に 1.PCR 検査→3〜5日 2.抗体検査→24〜48時間 そして!すぐにわかる
3.Rapid Test→15分〜 となります。)
[5日かかる検査]と[15分でわかる検査]って何だ、、。
大学によってその種類の指定があって、どこの大学に行くにも、よーく確認することをお勧めします。
『これって、、ふつうなの?どこでもPCR(Rapid)テストを受けられなければ、娘は大学に入寮できないの?』
と私が聞くと、
『そうなるね。出直せば。』
と薬局のお兄さん。
ここで挫けてはいけない、、。
とバッテリー赤のiPhone片手に《Rapid test near me》と検索。
そして見つけたのが、、こちらのUrgent Care のクリニック!
祈るような思いで飛び込みました。
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【結果?!どうなったの?】
結果、、、。そこでRapid Testをたった今!受けることができました。
ここの受付のおじさんは、びっくりするくらい残念なおじさんで、
こんな人久しぶり、、ってぐらいの人でした。
でも、とにかく娘 Mは、自分でオンラインで予約を取り、4時のアポイントを取ることができました。(昼の12:30時点)
予定されていた《入寮の予約時間10:00〜11:30am》はとっくのとうに過ぎていました、、
ああ、、申し込んであった《入寮日特別サービスのウェルカムBBQ》も参加できず、、
とにかく待つしかない。4時まで3時間。
そして今、その隣のスターバックスで冷え冷えになりながら、アポイントを待っているところです。
そこのクリニックのおじさんのひどさはともかく、入口に電光掲示板があって、予約の順番を表示してあったところは良かったです。
《4時まで待つ》覚悟で、ちょこちょこ掲示板を見ていると、
思いのほか早めの6番に、娘 Mらしきイニシャルがあって、《2時間待ち》と書いてある。
うむ。
しばらくしてみると、《1時間45分待ち》《1時間待ち》、、、
そして、順番待ち2番 《Check in》
その時点で3時を過ぎたところでした。
娘 Mは.一人でクリニックの予約を取り、指定のRapid test を受けるべくおくへ。
待つこと30分。
『結果(ネガティブ)もらってきたよ!』
『これでやっと、大学の寮に入れるね!』
と喜びながら《陰性証明》なるものをみると、娘の誕生日が、、違う。
はい。入って作り直しにもう20分。
急いで大学の寮の近くに着いたときには、夕方4時を回っていました。
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【大学の寮に入寮できたの?】
入寮日程3日間最終日の今日、最終5時までのところ、4時過ぎに入寮チェックインブースに着いた我が家は、
めでたく?!入寮手続きができました。
『もう、安心していいのかな?』(娘 )
『多分大丈夫だと思う。』(母)
『いやー、まだわからんぞ。』(父)
ここまでくるのは長い、長かった。
もらったキーで3人部屋(娘チョイス)に入ると、もちろん我が家は最後の入寮者。
先に良いスペースを確保していたルームメイト2人に『ハーイ』と挨拶。
[2段ベッドの上段]と[クローゼットの3つ並びのスペースの真ん中]という[残り物感がハンパない限られたスペース]でこれから大学生活を始める娘 M。
彼女の命とも言えるiPhone、MacとiPadなどなど、電子機器を繋ごうにも、2段ベッドの上段には、到底コードが届かない。
『父さんと母さんが延長コード買ってくるね!』
なんとか大学生活を楽しんでほしい、、。
そんな思いで、娘の父と母は、見知らぬ土地をiPhone片手に走り回りWalmartに駆け込む。
1.たとえ2段ベッドの上段であっても届く8ft.の延長コード( 大学の規定でスイッチ付きでないといけない)
2.足元と手元をほんのり照らすルームライト2個セットで《夜中の転落防止》
3.ビニール袋廃止の昨今、入手困難のため、クルクル巻いてコンパクトになっているビニール袋
以上3点を買って、娘の大学寮へ戻る。
寮の玄関まで降りてきた娘に渡すと、
『わー!これもこれも助かる!お母さん、ありがとう!』
と娘 M。
その時、私は両手を広げて娘をハグハグ。
『ここまでよくがんばったね。大学を元気で楽しんでね。』
『うん。ありがとう。』
バイバイをして旦那の待つ車へと歩く道すがら空を見上げると、
空はとても清々しく青く(夕方なのに)
気がついたら涙が溢れてきました。
『やっと大学に入学できたんだね。私と娘 Mの大学までの道のりは、一つの分岐点に来たのですね。』
なんだか胸が熱くなったこの日のことを私はずっと忘れないと思います。
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【最後に】
まるで最終回のような本日の実況中継的お話し。
最後の最後の最後まで気が抜けなかった私たちの大学受験。
ようやく娘 Mは、希望を持って大学に入学することができました。
この一年間の話は、実はほとんどしていません。
なぜなら、娘の大学入学がどうなるのか?今の今まで全くわからない日々と出来事が山のように続いていたからです。
そして、今日からやっとお話ができそうです。
娘のワクワクした顔を見ることができたから。
☆落第点がつく?!はじめての点数?! ☆先生からの課題未提出の電話があった冬休み ☆学校に行きたくない年頃? ☆インターンの前日に来た課題提出要請 ☆卒業式前日に来た先生からの電話☆合否連絡が来ない大学2校 ☆Waiting の真実 ☆大学寮に入れない?手続き期限切れ? ☆大学費用が突然2倍になる?! ☆ワクチン接種(完全)していないと寮に入らないのでリストから外します通知くる! ☆PCR検査結果が届かない!
などなど、、。これからゆっくりお話ししていきますね。
今日一日(この一年)、本当に大変なこと続きでした。
その度におろおろしながらも、家族で乗り越えてきました。
そんな中、高校在学の12年生では、自信をなくしかけていた娘 Mは、
ずっとどこか親任せというか、まだまだやるべきことを先延ばしにする時があって、ちょっと心配なこともありました。
けれども今日、ピンチの時に冷静に『ここは自分でやるからね。』といって凛として対応していて、
ここへきて自覚ができてきた(遅い?)ように感じました。
友達作りにも臆病になっていたMが、
『早速ルームメイトと仲良くなれたよ。これからとっても楽しみ。』
といって寮の中へ入っていく姿を見て、
『あ、この子はもう大丈夫。』
と思うと同時に、私が18年前に抱っこしていた赤ちゃんは、この手を旅立っていったのだな、としみじみ思いました。
もしかしたら、これを読んでいる方にも同じような経験をしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
同じようにこのご時世を精一杯過ごしている受験生と皆さんに、これからたくさん良いことが起こりますよう、心から祈っています。
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