アメリカ大学送迎は命懸け?!

アメリカ大学入学は終わりの始まり】

我が家の2人の子供たちのアメリカ大学入学を決死の思いで果たした2021年夏。

無事に大学生活をスタートさせたのはお話しした前回、前々回ですが、

『全てが終わった風』のくだりだったのは記憶に新しいところかと思います。

『どうしてるのかな。便りがないのは元気な証拠。、、、にしてもウンともスンとも言ってこないのは長男のRくん。』

『男のこはそんなもんかね。』

『多分何か言ってくるとしたら、、支払い?教科書代?とかじゃない?』

そんな夫婦の会話を見越したかのように、その日に、

『お母さん、教科書代を払わないといけないんだけど、、。』(と息子)

ほら来た。

年度始め?学科初め?の支払いは、色々謎です。

そして、我が家だけ?かどうかは分かりませんが、

大学が始まってまだ2〜3週間しか経っていないのに、2人ともこの《Labor Day Weekendに2泊3日の里帰り》したいと言う。

さあ大変。

2人が大学に行ったら、少しは自分の時間ができるかな?などと夢を描いていたのですが、

なんのことはない。《大学の送り迎えが2人分になった》という更にハードな生活になったのでした。

今回は、その時の(昨夜の、、)お話しをしたいと思います



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【アメリカ大学生活に本当に必要なものは?】

アメリカ大学選びをする時は、『入学した後どうなるか』ということまでは、なかなか考えるのは難しいですね。

もちろん中には、兄弟は同じ方角の大学へ、と意識する賢い子供たちもいるかもしれません。(いるかな、、)

一度大学に入学すると始まるのが、週末やホリデー里帰り!

広い広いアメリカは車社会で、

《飛行機で移動せざるを得ない大学》でない限り、

ホリデーのたびに大学の寮から里帰りする子たちが多いです。

我が家のあるNY州は、南はロングアイランドから、北はカナダ近くまで広がっていて、隣接州でも車で移動は当たり前の世界。

9月はLabor Day Weekend                   10月はColumbus Day                             11月はThanks Giving Day                   12月はChristmas Holiday

あら?毎月?里帰り?

大学の場所によっては、片道4〜5時間の運転が必要で、日帰りベースで考えなければいけません。

それって、金曜日に丸一日かけて迎えに行って、月曜日などにまた送っていく、ということ。

『そんなの無理』と里帰りはバス(50ドル位から)で帰ってくるように言ったり、『クリスマスまで里帰りなし』というご方針のご家庭もいることでしょう。

我が家もそう言いたい!ところですが、、

この夏の『大学入学騒動?』では、『本当に大学に入学できるのか?』ギリギリまでわからない状態でしたので、

子供たちも、相当な不安を抱えての入寮当日を迎え、

入寮準備も、実は気もそぞろで、『何が必要か』『何を持っていきたいか』なんて考えられなかった、、。

そして、ようやく大学生活も始まり、『何が必要か?』を実感したようです。

ある意味では、これが本当の大学生活の始まり!どうしても一度里帰りする必要が有ったようです。

そんな勢いで、日本食マーケットでカップラーメンを箱買いしていました。

彼らがあらためて用意したもの、

☆カップラーメン→大学寮の食堂は屋根続きとは限らず、大雨の中、寮の外へ出られない時、食料が必要。しかも、一年生の寮の環境によっては、料理するのも難しく、とにかく簡単に食べられるものでサバイバルする様子。

☆傘→これまた授業の移動も戸外を移動。(この前NYに台風が直撃したので)

☆秋冬の服→多くの大学のスタートは残暑厳しい夏の終わりになかなか秋冬の物は準備不足。

☆CASH( 現金)→友達との貸し借りや( 何かをシェアした時など)には現金のやり取りが必要だとか。大学によってはATMへのアクセスが簡単でない様子。

ウーバーの移動やルームメイトとの共同使用のものなども現金のやり取りになるとか。

☆他にも、2段ベッドの上の場合、下に物が落ちない工夫(クッションや棚)や限られたスペースでちょっとでもくつろげるフロアマットなどが必要になる場合も。

大学寮生活が2〜3週間過ぎて、初めて実感した物を用意して、いざ大学に帰る日を迎えたのでした。

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【アメリカ大学への送り迎えは命懸け】

そんな大袈裟な。

そう思った方は、きっと普段から車のメンテナンスをきちっとされているのでしょう。

そうです。ちゃんとしてる方は、全く問題がないかもしれませんね。

そう、我が家の場合、《丸一日運転》を年に何度も繰り返しすぎて、車のトラブルも続いているのかも、、

前回のトラブルは、『オイルチェンジをまめにしていなかった』のが敗因。

今回は、タイヤの問題でした。

『早く新しいタイヤに変えなくちゃ』

そう思い続けること数週間、、。

毎日の仕事と生活に追われ(いいわけ)はっ!と気づいたらタイヤがこんな、、。

こんなのみたことない、、。タイヤ屋さんもびっくりでした。

これで往復7時間、高速道路に山坂の多い山道、結構急ぎめのスピード走ってたんです。昨日、、。。

(あ、ちなみに前回は台風のなか、これで運転してたんですね。)

なんか針金的なタイヤの内部が出て来ていて、ちょっと触ってみたら手に刺さってしまって痛かったです。

それでもこれは前輪右側。

パンクしたのは前輪左側で、、。

その日はたまたま?!無事に息子Rを大学まで3時間半かけて送り、また3時間かけて自宅まで後30分という地点のモールで買い物を急遽することにしました。

まだ夕方で、以前から買いたいものがあり、『わざわざ後日くるより、帰り道である今日買って帰ろう。』

と突然思い立って、長時間運転による震える膝に堪えながらモールで買い物をしました。

買いたかったものを買い、さて、家に帰ろうと駐車場に行き、車のエンジンをかけ、バックすると、

『ガコガコガコ、、』

かつて聞いたことのない音が聞こえて、車から出てみると、

タイヤがペッチャンコ、、だったのです。

大きく深呼吸をし、夕焼け空を見上げる事数分、、、。

『こーゆー事に慣れた自分が怖い』

またまた薄れゆく充電サインのiPhoneを握りしめながら、次なる手を考えたのでした。

対策1. 今すぐAAA(トリプルエーという日本のJAF的なもの)に加入($130)

対策2. その電話で同時にタイヤのスペアとの交換を依頼

これらをトールフリー番号にかけてお願いしました。(すぐに手配してくれました)

その日はホリデーで、どこのタイヤ屋さんもお休み。(前回も日曜日の夜でオイル交換に苦労したっけ、、)

これはとにかく、無事に帰宅、明日タイヤ交換をする!という目標を立てました。

待つ事2時間半、AAAから派遣されたお兄さんがテキパキとタイヤ交換をしてくれて、

『帰りは時速50マイルを超えないようにゆっくり走ってね』

と去っていきました。

念のため仕事?後の旦那さんにも三十分かけてこの場に来てもらって、援護走行(ハザードをランプをつけて)してもらいながら、ようやく家に着いたのが夜11時半。

そんな命懸け?の1日となったのでした。

というわけで、今日は本当についていました。

は?

ですよね。

けれども、

もし?!モールに寄らずに高速道路で走っていたら、高速でパンク!

という最悪の状況だった可能性があり、大事故になっていたかも?!

もし?!パンクしたのが息子Rを乗せた《行き》だったら、

もし?!途中の人気のない山道でパンクしていたら、

他のどの状況よりも、自宅までアクセス可能な《モールの駐車場》で助かったのです。

しかも!いつパンクしてもおかしくないタイヤくんたち、、でした。

逆にここまで我慢してくれてありがとう。

次の日の朝である今、仕事を休んでタイヤ交換が終わるのを待っているところです。

《大学の送り迎え》に限らず、大事故を防ぐためにも、頻繁な車のメンテナンスは大切、と心に染みた出来事でした。

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【最後に】

息子Rのお迎えは、旦那さんが金曜の夜、シカにぶつかりそうになりながら7時間運転を。

旦那さんは、以前シカに飛び出され、車の前半分が大破した経験があるので命懸けでした。

息子Rの大学への送りは、私1人での運転で、『タイヤのパンク事件』である意味命懸け。

今回の里帰りでの唯一救いだったのが、娘Rの方の大学の送り迎えは、娘の仲良しの友達のお母さんがしてくれた事です。

(子供2人の里帰り、同時進行だったので、本当に助かりました!)

そんな、なかなか大変な里帰りでしたが、

娘Rが楽しそうに大学での話を聞かせてくれた事が、心から嬉しかったです。

この一年、沢山の悲しい思いをして

ギリギリまでハラハラした私たちにとって、

この娘の嬉しそうな話ぶりや、沢山友達が出来たこと、その友達とWalmartに買い出しにいったら、循環バスが終わってしまって大荷物を抱え困った話、色んな国の友達とポケモンGOをした話、などなど。

たわいもない話や彼女にとっては大冒険の話が夕食時にたくさん聞けて、

『頑張ってよかったね。大学が楽しそうでよかったね。』

と心から思えました。

人生はまるでロールプレイングゲーム!

ちょいちょい出会うハプニングや出来事にどう対応するか?

なんのアイテムを使うか?

誰に話しかけるか?

一つ一つの判断が運命を分ける?!

そんな事を考えた1日でした。

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