アメリカ大学の現状と『日本人の免疫獲得説!』

《アメリカ大学の現状と日本人の免疫獲得について》

2020年秋、アメリカの大学生は、いつもとは違う大学生活を迎えています。

全授業リモート、ハイブリットとして学年や授業によりリモート、

大学一年生だけが通常のスタートを迎える大学など、様々な対応に追われているようです。

大学の入寮時にPCR検査を全員行い、陽性者は自宅から完全リモートをするという対策をとるSUNYの大学もあれば、

一切PCR検査や人の出入り制限をしない大学もありました。

我が家の場合は、後者で、、

来週、たった2週間弱で、息子は、自宅に戻ることになりました。

同じNY州立大学で、こんなにも対応が違うのでしょう?

まるで、こうなる事が予定されていたかのような事態だと言わざるを得ません。

特に今、マスコミでは若者の感染拡大をニュースで大きく取り上げています。

そんな中、以前から日本における集団免疫獲得についの研究発表があり、わかりやすく解説されていたので、ご紹介したいと思います。

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《日本人は免疫を獲得したのか》

 京都大学特定教授 上久保靖彦教授

 

2020年8月に、東京理科大 村上教授のチームが抗体定量検査システムの完成を発表した。

5月から8月に、東京圏の362人に抗体検査を実施し、約1.9%が抗体を持つ陽性の結果になった。

これは、厚労省の実施した抗体検査の結果の0.1%より、はるかに高い水準になる。

しかし、上久保先生と高橋淳先生による研究結果によると、集団免疫を日本人は獲得して久しいと提唱されている。

実際に、今回の検査の結果をみると、 IgM抗体とIgG抗体が同時に上がっていることがわかった。

これは既感染パターン、つまり抗体があるといえる。

会見後に村上教授も話していたが、

 

『陽性率については、社会的にも慎重に考えて、入院発症者をベースにした陽性率の判断をした。』との見解で、

 

つまり、一般の中に、入院発症レベルの方が2%いた、とみられる。

 

コロナの場合、無症候者が多数なので、抗体検査の見方もできるのではないか。

 

免疫の仕組み

免疫には2つ→

1.自然免疫( マクロファージ、樹状細胞、NK細胞、好中球)

ウイルスやガンなどを食べる!

2.獲得免疫

 

T細胞→ウイルスなどが入ったことを知らせ、撃退する!

☆サイトカインが出るとき熱が出る

 

B細胞→抗体を作り、ウイルスをやっつける!

 

じつは、世界中の抗体検査は、免疫等の一部しか検査できなが、現段階では研究室レベルの検査をキットですることは難しいのが現状。

 

ウイルスの仕組み

村上教授のキットは、このNタンパクとSタンパクをプレートに敷き詰めたもの。

 

カットオフ値について

 

陰性と陽性を分ける数値の基準値であり

これを設定する必要がある。

多くの人が、100%の検査結果で陽性者が感染者と認識しているが、そうとは言えない。

これらの分析から、どこの数値をカットオフ値にするか?によって、陽性者数も変わってくる。

初感染は、 IgMが下がり始めた時に IgGが上がり、

再感染は、 IgMとIgGが同時に上がる!

 

つまり、これらの抗体数値の上がり方で、再感染者であり、抗体があるといえる。

 

☆ちなみに、IgA抗体は、気道と粘膜に分泌される抗体

一番高い数値は、入院発症レベルの症例

 

一番下のライン以下は、陰性コントロールラインといって、感染していないもの

 

真ん中の赤線のエリアは、既感染パターンであり、免疫を持っているといえる!

 

村上教授テームのカットオフ値では、入院患者レベルの感染者の割合が発表されている。

 

つまり!カットオフ値の設定よっては、

陽性者数が 抗体を持っている人の数!

 

といえる。

 

感染が終わっているのに、抗体値が高いと言うことはない。けれど、陰性コントロールラインより高い数値が出る、

といえるのではないか。

 

抗体値が下がっても、抗体が消えてしまうと言うことではない!

重要!!!

 

カットオフ値の設定

下り線が非感染者の示すライン

 

山なり線が、既感染者の示すライン

 

これらを考慮して、キット製作会社が基準を決めている。

 

大切なのは、まず既感染(  IgMとIgGの上がり方)を見極めてから

数値を決めることといえる。

 

大混乱の世界の現状を踏まえて

 

世界の現状を見た時、コロナの大混乱に

様々な国が抗体キットを行い、そのほとんどは抗体は0.1%以下と発表。

 

また、PCR検査についても様々な会社が様々な基準で行い、比べると全部精度が違う。

 

そんな中で、感染者が何人か、死亡者が何人か!など、確定したかのように報道されている。

 

なのに、検査精度はどうなのか?

は取り上げられず、報道する側が、検査の基本をわかった上で報道していらのか?

 

検査というものに対して全く検証しないで、数字だけが一人歩きしている。

 

これからは、検査についての理解や認識を持って、社会も専門家も報道する側も取り組むべきではないか。

 

上久保靖彦×小川榮太郎 抗体検査と免疫について-ここまでわかった新型コロナ

2020年9月6日の番組より引用

 

☆数値や記載などは、番組をご確認ください。

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《最後に》

アメリカでも沢山の被害者を出し、社会が大きく変わった、今回のコロナによる変化は、

 

アメリカの大学生や、これから大学受験する多くの学生たちにも大きな影響を与えました。

これから始まる(もう始まっていますが)

大学のアプリケーションの手続きは、

例年とは違うものとなることが予想されます。

また、一つ一つ調べて、何かわかったことがありましたら、

同じように頑張っている子供達とお母さんたちのためにも、お役に立てるよう発信していきたいと思います。