アメリカ高校の新学期のペアレント ナイトには行くべき?

【アメリカの高校の新学期保護者会Back to school nightまたは ペアレント ナイトとは?】

アメリカの高校が9月に新年度が始まり、生徒たちも授業の時間割などのペースが出来てくる9月の終わりに、

《 Back to school night 》( 学校によってペアレント ナイトなどとも言われます)   と言う名の アメリカの新年度説明会?のような 保護者向けの会が行われました。

『高校生の新学期説明会に親が行くべき?』

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね!

結論から言いますと、

高校の新学期説明会( BTSN)には 行った方が良いと思います!

何故なら、その時に得られる情報がある可能性があるからです。

地域や高校によって時期や内容は異なるかもしれませんが、

娘の高校は1学年1000人以上いるくらい規模が大きく、日本人母は、私とあと2人くらい)しかいません。    (かなり孤独でございます)

それでも!?勇気を振り絞って、毎年 なるべく参加してきた Back to school night( 以降 BTSN)に、今年も参加してみてわかった事や実感した事!

特に、APテスト( Advanced Placement Exam )についての発見もありましたので、お話ししてみたいと思います。



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【アメリカの高校の新学期保護者会( BTSN)はどんな感じ?】

6:00〜受付                                             ☆アルファベット毎の      テーブルにて子供の名前を伝えると、その子のスケジュール表を渡してもらえます。

6:30まで                                            ☆ カフェテリアにて、各先生方やガイダンスカウンセラーの先生方との談話ができます。また、他の保護者の皆さんとコーヒーとクッキーなどをつまみながらお話ししたりもしています。

6:30〜6:50                                        ☆体育館に移動して、全体説明会などが行われます。校長先生や役員の方の挨拶に始まり、年に一度しかお見かけすることのない体育の先生方などからのお話しがあった年もありました。

7:00〜9:00                                        ☆ 保護者がその子供たちの1日の授業スケジュールを1授業15分!?刻みに7教科分の教室を巡り、その教科の先生の説明を聞き、挨拶をして回ります。

高校生たちは、通常 1授業50分?くらいの授業を受け、5分くらいの間にダッシュで次の教室へ移動する訳ですね。

けれど我が家の娘の高校は、2階建てのビルが回廊?とでもいいましょうか、コの字というか、、、

要するにA棟だB棟だと、移動が大変です!つまり、子供達はその移動を日々遅れずにしているのですね。

当日は、ボランティアで高校生達が校内の場所案内をしてくれます。ラウンジの水やベーク品などを用意してあって、それらも保護者の差し入れでまかなっているようです。



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【BTSN( ペアレントナイト)で得られた情報とは?】

1.AP Chemistry (アドバンスト プレイスメント ケミストリー)

APテストにおいての具体的な 採点評価についてなどの情報を得ることができました。

《Advance Placement chemistry》          ☆AP ケミストリー について

2020年5月7日現在、全米における160,000人の学生がAPケミストリーのテストを受験することになっています。                                                           このテストは難易度も高く、個々の化学的理解力を大学側が測る上での目安としても利用されます。                  このテストはカレッジボードにより採点評価され、五段階評価で大学に報告されます。

5    Extremely well qualified(Qualified to receive college credit or advanced placement )                                              4.    Well qualified                                   3.     Qualified                                             2.     Possibly qualified                             1.     No recommendation

5.       4.        3.       2.      1.                 全体  11%   17%   27%   23%   21%        本校  20%   29%   36%   15%    0%

本校 としては、評価3〜5の場合、合格とします。このシステムにおいて、本校の受験者の85%が 昨年度 合格に到達しました。AP ケミストリーの試験の平均値は55%と予想されます。

というような、評価方法の説明とその教科の先生によるレクチャーを受ける事ができました。



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2.AP United  States History

新情報!                                                   4〜5年前に、カレッジボードによるAP   U. S. ヒストリーのテストの改変があったそうです。

それは《Less Facts, More thinking!》

という考え方だそうです。

ここ数年、高校生のAP U. Sヒストリーの受講者が、『大学進学のためのAP 受講』に重きを置き、歴史的史実を覚えるばかりで、『歴史的史実の背景を考え、今後に生かすための思考力が足りない!』と大学側が実感したそうで、

『もっと歴史的思考力を養って大学に来て欲しい』との要請が カレッジボード側にあったとか。

そこで、現在のAP U. Sヒストリーの授業では、

『Less Facts,( 史実の暗記)』よりも   『More thinking!( 歴史的史実の背景を考える!今に生かす!)』事に重点を置くような授業を展開していくとのことでした。

また、テストにおいても歴史的思考力が問われるような テストに改変されたので、その点を重視した取り組みをするそうです。

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【ガイダンス カウンセラーに質疑もできる機会】

ペアレントナイト( BTSN)では、大概ガイダンス カウンセラーの特別テーブルが設置されていて、15人くらいの担当者や先生方がいます。

子供が高校生ともなると、あまり学校に出入りする機会はなく、《ペアレント ナイト》は、子供達が教わる教科の先生方やガイダンス カウンセラーさんにお会いできる大事なチャンスとなります。

『わざわざアポイントを取る程ではないけど、聞いてみたいことはあるな、、』

などというモヤモヤもここで聞くことができるわけですね。

今回、私もAPテストの料金の支払いのことで質問があり、娘の担当のガイダンス カウンセラーさんに直接会って聞くこともできました。

また、学年ごとの《大学進学のための年間スケジュール》もゲットでき、

『色々わかって行ってよかった!』と実感できた次第です。

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《最後に》

感想として、やっぱりペアレントナイト( BTSN)に行ってよかったです。

何故なら大事な情報を得られただけでなく、先生方や周りの保護者のみなさんとも少しはご挨拶できたからです。

先生方にとっても、一度でも挨拶に来る保護者さんと全く来ない保護者さんでは、印象も違うかもしれませんものね。

学生さんのなかには、『大学進学についての準備は全て自分でしました』というしっかりさんもいますし、親御さんにも『子供の大学進学にノータッチ』という方もいらっしゃいますよね。

なので、今回私が得たような情報も、『親より本人が理解していないと意味がない?!』という見方も出来ます。( テストを受けるのも本人ですし!)

では親には何が出来るのか?

私の場合、『なんだかわからなくて(親が)不安になる?事だけは避けて、《子供に何か聞かれたとき答えられる》努力だけは頑張ってしたいな、と思っているところでございます。



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