アメリカ大学 APテストを受ける!

【APテスト( Advanced Placement Examination)を受ける】

我が家では、息子Rが高校12年生の時、高校10年生娘Mはつい先日、初めてのAPテストを受けましが、この5月はAPテストの季節ですね。

以前もブログで特集しましたが、ここであらためてAPテストについてお伝えしてみたいと思います。



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【APテストとは?】

APは、アドバンスト.プレイスメントの略でSATなどを運営しているCollege Board(カレッジ.ボード)が5月の上旬にテストを実施します。

大学の一般教養の科目を高校で習得でき、大学のクレジットにする事もできます。

(istime.net 参照)

【APテストをいつ誰が受けるのか?】

☆World History→10年生春、APクラス受講者の成績により推薦を受ける。

☆US History→11年生春、Word Historyを受講、APテストを合格した次年度、US Historyを受講、推薦を受けた者が試験を受ける。

☆Biology, Chemistry, Physics→コース受講後の春、オーナーズクラス又はAPクラスで推薦されたものが試験を受ける。

☆English Literature→11年生春又は12年生秋

☆Math 1→Algebra2R(レギュラークラス)/H(オーナーズ)で推薦を受けた者が試験を受ける。

☆Math2→Pre-calculusまたはH( オーナーズ)で推薦を受けた者が試験を受ける。

☆World Language→12年生の秋に推奨される。

【APテストはいつどうやって申し込むのか】

まず前年度に次年度の履修科目を決めますね。その段階でAPクラスを受ける前の段階まで各科目の進度が進んでいる場合、APクラスを履修できます。

9月の新学期からAPクラスを履修し、各期間ごとに小テストを受け、ある程度の成績を維持できれば、翌年の5月にテストを受けます。

流れとして11月までに、   『この APクラスを続けられるか?』を判断してドロップする事も出来ます。

クラスを取ってみて難しいと判断した場合、悪い点数取ったり、そのまま続けてもテストに合格できない方が大学進学にマイナスにの影響を与える事があるからです。

秋からのクラスを受講し続けると年明けの1月に受験申し込みの用紙が配布され、締め切り日までにチェックと共にガイダンスカウンセラーの先生に提出します。( 学校や教科により違う可能性あり)

ちなみに2019年5月にAPテスト1教科→94ドル                               2教科→188ドル,                    3教科→282ドル                        など6教科→564ドルまで記述されていました。

テスト日は教科によって違うのですが、先日のAP World Historyは5/16/19でした。



【APテストにはどうやって備えるのか】

娘Mのケースですが、担当の先生が専用の問題集をコース受講生徒に年明けには配布しておりました。

各学期に何度も小テストを行い、放課後に残る事などでわからないことをクリアにする事が望まれました。

他にも専用のサイトで過去問題などを自宅でやってみて、テストに備えるよう勧められたそうです。

《注意》*テストには携帯電話などは持ち込めず、アラームを鳴らしてしまった場合、0点になるとか。

前日に普通のデジタル腕時計を近所に買いに行きました。SATなどのテストでも 腕時計は必要ようです!                 (娘Mは教室の掛け時計ではよく見えないとか?なのであしからず)

結果は5段階で、3が平均範囲内で、4が取れればかなり良い?5を取るのは至難の業! だとの事です。                    (息子R談なので悪しからず)

【受けたいAPクラスが自分の学校に無い場合は?】

今回10年生の娘Mは、学校のクラスに設定されていない、 《AP日本語テスト》を受けます。( 来週です!)

学校にAP日本語クラスが無いのに試験を受ける事になった経緯は、以前お伝えしましたが、どうやって申し込んだか?といえば、

《ガイダンス カウンセラーの先生に相談、学校長の許可を得て試験を設定していただいた》

というプロセスです。

娘のMとしては 勧められたサイトで、過去問題を解いてみたとの事でした。

来週のAP日本語テストについてはまた お知らせできたらと思います。

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息子Rの時は、12年生の終わり頃にAPクラスを一つ取っただけで、わりとゆったりした取り組みでした。( うーん、それで良かったのか、、)

どうだった?と聞くと、

『凄く面白い先生で、授業で外に出て《この木の枝が向いている方向が東だよ!》とか教えてくれたよ。』

などと全くストレスフリーな取り組みだった様子で点数もまあまあだったとのお話でした。

さて娘Mは とても熱心に取り組んでいるようで、高校の1年である9年生からすでに、意識的に履修科目を選択していて、APクラスも取りテスト受ける次第です。( 頑張ってるな〜)

お友達のお子さんのお話で、《ありとあらゆるAPテストを受けて合格してから大学に入ったら、大学で履修できるものがなかった!》

なんてことをお話ししていた方も!?

アメリカの大学によっては、先取り出来ない科目もあって、たくさんAPを取ったからといっても有利にならない場合もあると実感したとか、、、。

かと思えば、《さほど本人が乗り気で無いのに( やりたい事がはっきりしていない)、       アイビー大学に合格していった子が、 すぐに辞めてしまう》話も聞いた事があります。( もったいない、、)

APを取って頑張るにしても、やっぱり一番大事なのは、    《本人の強い意思》なのかもしれませんね。