アメリカ大学『アイビーリ入り方』から学ぶ14

 

シリーズで、《アイビーリーグの入り方/ 冷泉 彰彦 著》から様々な事を学んでいます。

日本でも子供たちが、小さな頃から受験を意識して、様々な習い事に行くようですね。 ( 私の子供の頃は外で遊ぶことしか考えていませんでしたが、、)

アメリカの大学受験もいろいろなことが小さな頃からの積み重ねで、

ましてやアイビーリーグを目指しているようなご家庭は、長いスパンで準備をしているようです。

そこで、今回は《アイビーリーグに向けてどんな準備ができるか?》を考えてみたいと思います。



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【スタートは13歳】

なぜ『13歳』がターニングポイントなのか?

《13歳=中学の最高学年 》        ☆宿題の量が増え、授業内容が難しくなる                              ☆部活も本格化する

→この学年の成績.実績を元に高校進学後の『選択科目』が考慮される

つまり、高校進学後の『科目飛び級』に影響する

また、私立のエリート養成高校『プレップスクール』に進学する場合、その入試も『8年生』つまり『中学最高学年となる13歳』なのです。

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【数学が大学入試の鍵を握る科目】

標準的には 中学最高学年で      《アルジブラ1(Algebra代数1》を履修します。

→高1:ジオメトリ(幾何学)       高2:アルジブラ2(代数2)            高3:プリ.カルク(微分積分の手前)                                             高4:カルク(微積分学)

となりますが、アイビーリーグを目指している場合、これでは間に合いません。

何故なら 高校のカリキュラムの先には、大学のカリキュラムが接続されているからです。

大学での専攻によっては、時間数が足りなくなったり、履修しておかなければならない段階があるので、

高校の段階で数学の履修レベルを上げておく必要があるようです。

標準では、カルクまで進むのですが、その先に、

1.AP カルク AB( 微積分中級)       2.AP カルク CD(微積分 上級) 3.マルタイ.カルク(多変数積分)                                                     4.大学の数学(線形代数など)

このような段階があり、アイビーリーグをはじめとする名門大学に『出願できるレベル』としては、

3.マルタイ.カルク

のレベルか、最低でも、

2.AP カルク BC

のレベルということになります。

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【学校内の『特急コース』で飛び級する】

目標をAPコースと考えると、小学校の頃から『アクセラレーション』をしていかなくてはなりません。方法として、

☆公立校の『特急コース』で学んでいく                               ☆上のレベルの科目が履修できるように学校と交渉する     ☆単位が認定される『夏期講習』を受ける                           ☆プレップスクールに入る

このプレップスクールでは、テストの高得点を取るような授業をしているわけではなく、

数学やサイエンスでは、どんどん飛び級できるように授業を行い、課題とディスカッション形式の授業を多く取り入れ、

名門大学での授業にそのまま参加出来るような訓練を重ね、大学の学習内容を先取りするのです。

(本文より参照)

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とここまで書いただけで、疲れてしまいました。すみません、、、。

これらのことをやってのける13歳って、、凄いですね。

やっぱりフツーじゃできないと思います。なんせ、アイビーリーグの求める学生像は

《優秀で非凡な学生》ですものね。

また、その生活を、後押しするお父さん、お母さんもえらい。

この生活についていける子供もえらい!

後押しして、援助して、、、それで学費を払えるご両親もえらい!

と段々やけになってきてしまいましたが、、。

子供が小さい頃から積み重ねで来た学習や経験の集大成、

アイビーリーグの大学。

ぜひぜひ、飲み会で倒れる?なんてことないように、健康管理、自己管理のできる大人になってほしいと思います。

( あまりに我が家には遠い話だったもので、最後にちょっとブラックなところが出てしまいました、すみません。)