アメリカ大学『アイビーリーグの入り方』16

アメリカのアイビーリーグについてシリーズで学んでいます。

《アイビーリーグの入り方》    冷泉 彰彦 著

今回は、《受験に重視されるスポーツ活動》について学んでみたいと思います。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【重視されるスポーツ活動の評価基準】

☆国際大会、あるいは国内の全国大会、その前段階の州大会といったレベルで相当に上位の成績であれば高く評価されます。

☆高校の運動部で活躍することが大切で、コモンアップ(全国統一の出願様式)の中にもあるスポーツ履歴入力欄にヴァーシティである事を記入します。

☆ヴァーシティーに入るには?                                         →入団テストに合格する             →フレッシュマンのチームあるいはJV( ジュニア.ヴァーシティー)で実績を上げる

☆多くの学生は、高校の部活で活躍するため、キンダーや小学校からスポーツを始めます。

その後、中学の部活が本格的に始まるので、ここでも《13歳がスタート地点》と言われるわけです。

☆陸上部は特別な位置づけになっていて、JVに関してはフリーパスで入部を許可する所が多いとのことです。

また、特別な成績を残せなくても、四年間在籍してコツコツとタイムの向上に励むこともきちんと評価されます。

*オーケストラやマーチングバンドも13歳の8年生あたりから本格化していき、高校に入るとオーディションによってレベル分けされていきます。

(本文より参照)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『自分は熱心に勉強し、課外活動にも熱心に参加して、出来るだけレベルの高い大学に入って自分の好きなテーマを自分の専門にしていきたいんだ』( 本文より引用)

そんなモチベーションを受験生本人が持てるかどうか?

ターニングポイントにである13歳の時に確固たるものとして持てるかどうか?

がアイビーリーグへの道にはどうやら必要なようです。

調べれば調べるほど奥の深い世界のように思えます。

私の周りにも、スポーツを頑張っている子、そしてそれをサポートしている親御さんが沢山います。

サッカーのクラブチームで卒業まで頑張ったFちゃんは成績も優秀で、希望の大学には全て合格したようです。(凄いですね!)

けれど目指すものがあって、大学は8年通う必要があり、経済的な事情により、『1番行きたい私立には行けない』事をとても残念に思っているとか。

『小さい頃からスポーツも頑張ってきて合格してたとしても、結局はうちはNY州立しか行けないんでしょ。』

と、、。

その事を主人に話したら、

『じゃ、その子は自分で借金してして行けばいい。』

と一言で終わった、、。

そうか、、18歳はもう大人の入り口。昔アメリカでは、家から出される子もいたとか?

合格していて、残念がることは無いですよね。

そのFちゃんが『仕方なく行く1番高いレベルのNY州立大学』にどうしても行きたかったのに行けない学生も沢山いることでしょう!

あらためて、『アメリカで大学に行く』意味を考えさせられるエピソードでした。