アメリカ大学『アイビーリーグの入り方』から学ぶ17

ずっと教科書として、《アイビーリーグの入り方/冷泉 彰彦 著》からアイビーや名門大学に入るために必要な事を学んでいます。

我が家の子供達はアメリカで生まれ育った日本人なので、やはりふつうのアメリカ人と同じようにはいかず、あれこれ悩みながら大学の事を調べているわけです。

ましてや『『日本から出願する』となると どれだけ大変なことでしょう。

今回は、『日本からの出願』について学んでみようと思います。



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【日本からのアメリカの大学への出願は?】

日本から出願するとなると、『留学サービス』の会社や大手予備校などの『留学代行サービス』などに依頼することも多いかと思われます。

けれど実際に合格してからは、科目の選択から日々の生活、授業に課題提出、定期試験と全て自分で行うわけです。

ですので、代行サービスなどにサポートしてもらうことは可能ですが、出願や履歴書の入力など出願内容を熟読し、確認して、最終的に自分自身で責任を持つ心構えが大切です。

出願内容では、                       1.事実を正直に書く                     2.自分の知的能力や志望動機をアピールする                       3.経験に基づく『気づき』や『信念』を述べる                   4.相手の理解を助ける資料を付ける

などの工夫が必要で、(とにかく自分はこの大学に入りたいし、それだけの実力がある』事をアピールするとの事です。

特に、日本での文化活動を理解してもらえるように、行事についての解説をつけたり、学校新聞の記事や写真をつけるなども添付の方法を問い合わせて送った方が良いようです。

☆スポーツ活動や記録                  ☆コンテストで入賞                   ☆野球で全国大会出場             ☆生徒会やリーダー経験

など、『書類提出』というより『自分を売り込む』というような姿勢を心がけると良いようです。

(本文より参照)

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【日本人であること】

アメリカの大学が日本から学生を受け入れるという事は、アメリカ的なものとは『異なる何か』を期待されていると言えます。

ですので、日本人である事をアピールする事は、とても評価される事がありますが、そこにはいくつか留意点があるようです。

1.ムリして国を背負う必要はない→

多様な人材を欲しがっている以前に、優秀な個人を欲しがっている。その優秀さを貢献する対象が『自国だけ』というような狭さはあまり評価されないと思われます。

2.大学の基本的な価値観は尊重するべき

→大学側の『多様性を追求する』』という立場に否定的だと大学コミュニティに適応できないのでは?と思われます。

3.日本史や国語など日本に関する知識を増やしておくといい

→日本の学生をリベラルアーツの大学に入学させるという事は、『リベラルアーツの世界に異文化を持ち込んで欲しい』からだと思われます。

(本文より参照)

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【日本からの出願は熱く求められている!】

☆日本人の学部学生が極端に少ない

→総額的な判断の中で、人種や国籍に配慮した選考を行なっていると考えられる

(日本人の優遇措置はない)

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【内申書の提出は?)

1.科目と成績の一覧が全体的にわかりやすい英語で書いてある事

2.成績の考え方、『10点満点で1点刻み、4点以下は不合格』とか、『ABC方式でAが最高、Dは合格だがFは不合格』と言った基礎ルールが表現されている事。

3.何年生の何学期にどの科目を取り、その成績がどうだったかがわかりやすく表現されている事。

4.その科目の履修範囲は何か。つまり数3であれば、極限、微分法、積分法、複素平面といった中身の説明もつける事。

5.科目名も、例えば現代国語なら” Modarn Japanese”という直訳でなく、”Critical Reading of Modern Japanese Literatures”というように、『何をやったかわかるような表現』が望ましい。

などの工夫も必要となってきます。

アメリカの大学は、点数によって判断するという機械的なものではなく、もし、同じような成績の学生を評価する場合、

『よくわかる内申書』である事が望ましいと言えます。(本文より参照)

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【日本人が統一テストで高得点を取るには?】

英語学習の王道とは?

1.生きた英語に触れる             ☆TVドラマ、映画、TVニュース、ドキュメンタリーなど     ☆英語字幕をオン.オフにして役立てる

2.英語の読書に慣れる             ☆いちいち日本語訳.文法解析をしない                                       ☆速読.多読の訓練をスタートする                                         ☆SAT2のために数学や理科。英語で学ぶ

これらの時点で難しいようでは、アイビーなどの最先端の授業についていくのは難しいようです。(本文より参照)

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【エッセイでやってはいけない事】

☆他の文章を参考にする→✖️  ☆日本流の受験対策の模範解答などを参考にする→✖️

大学は類似のエッセイを探すソフトウエアでチェックしています。

(言い回しや文法などをチェックしてもらう事はは可能です。)

1.聞かれた質問に答えていない→✖️                                     2.聞かれた質問に答えただけ→アピール不足✖️                         3.具体性を欠いた抽象論だけで 地に足のついていない内容→✖️                                        4.日本式の「起承転結」で組み立てた文章→✖️

大切なのは《整合性》で、今までやってきた事と大学で学びたい事などとの統一性が大切なようです。

次に、英語の読みやすさ、そして日本人特有の『謙虚さ』が『自信の無さ』にうつらないように気をつけてアピールする事が大切です。

(本文より参照)

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昨年(2018年)3月に友人の息子さんY君が、NYに一週間遊びにきたお話は以前しましたが、それ以来彼は留学を念頭に置いて、英語の勉強を続けています。

Y君は、色々と悩んでいた時期があったようでしたが、そのNY滞在を機に、いつか留学を!と前向きになってくれているようです。

2018年の夏には、業者の留学説明会にも参加していましたし、いずれ海外に出る目標ができて 本当に良かったな、と思っています。

今回、日本からの留学や大学受験について、サポートする側も責任重大だという事がわかりました。

いつかY君や誰かのお手伝いが必要な時が来るかもしれませんし!?

ますます学んでいこう!と強く思うところでございます。