アメリカ大学『アイビーリーグの入り方』から学ぶ5

【アメリカ大学の志望校はどうやって決めるの?】

息子Rが大学進学を意識し始めたのが、2017年の秋、地元の現地校の11年生でした。

16歳の男子には、将来の展望がなかなか見えない、、、

ましてや、どこの大学がいいかなど、本人の自発性を待っていては、おそらく何も見えないままだったと思います。

子供自身の将来、本人の意思が大切とはいえ、親としてはなかなか黙っていられない!

大学進学に向けて始めにした事、それは大学リサーチでした。

2017年秋の当時は、何をどうしていいのか?さっぱりわかりませんでした。

( なのでブログのタイトルが「ほふく前進」たるゆえんで)

長男Rな大学進学プロセスをひと通り終えて、今度は下の娘Mがまさにこれから迎える大学選び。

今回も、先日出会った本、

《アイビーリーグの入り方》 冷泉 彰彦 著 CCCメディアハウス

から学んでみたいと思います。



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【志望校をどう決めるか】

1.専攻から決める

☆理工系の場合ほ特にそうなのですが、学部の専攻がそのまま就職や将来のキャリアに、繋がっていきます。

やりたい事がはっきりしていたり、専攻を予め決めている場合は、自ずと志望校が決まってくるのです。

東海岸でいえば、                   バイオメディカル.エンジニアリング(生体医工学)                 →ジョンズ.ホプキンス大学

原子核物理                                    →プリンストン

ナノテクノロジー                   →Uペン

航空宇宙                                →ジョージア工学大学

コンピューターサイエンス     →カーネギー.メロン

西海岸では、

コンピューター.サイエンス        →カルテック

など、有名教授の存在やカリキュラムに高い評価がある大学を選ぶようです。

☆文系的な専攻では、

金融工学→Uペン

マクロ経済                           →プリンストンやシカゴ

ジャーナリズム                    →コロンビアやシラキュース

国際関係                               →ジョージタウンやタフツ

ホテル業のマネジメント                       →コーネル

など、各分野で評価の高い大学を目指し、志望校をきめるようです。

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2.ロケーション( 立地)で決める

☆アメリカの場合は、自宅通学を選ぶケースは少なく、ほとんどの学生が学生寮でのスタートとなります。

また、一年生には入寮を義務づける大学も多いようです。

年に何度も里帰りするため、相当な帰省費用もかかることを考えると、自宅からどれくらい離れているか?も大事な要因になってきます。

志望校を考える上で、               『都会の大学』か『自然の中の大学』か?を考える事も大切です。

アメリカの大学は、特に名門大学のカリキュラムは厳しいので、平日は6〜8時間は自習する必要があるとか。

そういった中で、大学がどのような環境にあるかが重要になってくるようです。

都市型の大学といえば、                コロンビア大学、NYU、ボストン大学などで、華やかな都市派の学生に人気。(平日はしっかり勉強、週末は都会ライフを満喫)

自然派向けには、プリンストン大学、コーネル大学、ダートマス大学などが人気だとか。(スポーツや自然を楽しみ、勉強に集中)

☆治安の問題も大きな要因です。コロンビア大学はハーレムに隣接していますし、ニューヘイブンに近いイェール大学などもあります。                           やや荒れた地域に隣接しているUペンの3校とも、過去10年間に事件などはありませんが、その都市の雰囲気も志望校を決める上での一つの要因になるど思われます。

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3.大学の規模で決める

☆大規模大学( 新入生が1万人単位で入学)                             《利点》                                    *専攻分野の選択肢が広い     *主専攻と副専攻の組み合わせが多い                                          *キャンパスの敷地が広く、設備が整っている

《マイナスポイント》               *広い講義室での受講により、担当教授に相談に乗ってもらうなどは難しい。                   *良い成績を取る競争やストレスなど、学生サポートもきめ細かいサービスは期待できないとのこと。

☆小規模大学                                                                *アットホームな雰囲気があり、学生と教授の距離が近い *カウンセリングや学習サポートのシステムも充実

(本文より参照)

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いずれにしても、大学に通う本人が何をしたいか?都会と田舎どちらがいいか?規模の大小はとちらが合ってるか?

と本人次第なようですね。

そして、避けて通れないのが、、、学費の問題。

アイビーリーグをはじめ、私立の大学は「年間6万ドル(600万円)」であり、

一方、各州の州立大学は、地元の場合、学費と寮費で24000ドルくらいな訳です。

冷泉さんの本では、この事が最後に書いてありましたが、、!

我が家にとっては『これが一番大事ー!』『何で最後ー?』 と思っていまいました。