【アメリカ大学受験に大事なGPAとは?】
『大学受験には、とにかくGPAを上げることが大切だよ!』
まだ、子供の大学受験など考えていなかった頃、よく先輩お母さんから言われたものでした。
『GPA、、、とは?』
アドバイスを受ける言葉一つ一つがよくわからず、漠然と聞いていたのを思い出します。
そこで、大学受験に必要な基本的な用語について、《アイビーリーグの入り方》(冷泉 彰彦 著)の本から学んでみたいと思います。
【GPAとは?】
GPA=Grand Point Average
のことで、欧米の一般的な成績評価方式のこと。
A (秀) B(優) C(良) D(可) F(不可)
4 3 2 1 0
全教科がAのGPA4.0をストレートAと呼ぶ。
高校4年間の主要な科目の成績を点数化きたもので、Aなら4点、Bなら3点という点数をつけて、その全平均を出したものがGPAとなり、数値が極めて重要視されるとのことです。
《ポイント》 ☆ SATなどの統一テストよりGPAのほうが重視される
→ SAT満点でGPAが良くない生徒とGPA4.0でSATが良くない生徒では、後者の方が評価される。
☆ GPAが4.0のストレートAでも、大学の専攻と高校での選択科目との整合性に矛盾があってはいけない。
→メディカル専攻を希望する生徒が生物と化学を選択していなかったら、もしくは成績が良くなかったら評価されない。
などのポイントを押さえて、将来や興味ある分野を選択する事が大切なようです。
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【GPAの満点は4.0ではない!】
アメリカの高校の科目はレベル別の段階が設けられています。
1.Regular( 一般) →通常レベル
2.Honors(上級)→一般クラス の 成績から選抜される
3.APクラス(Advanced placement)→大学初級クラス
各教科の段階で、成績と先生からの推薦により、段階が上がっていくようです。 (つまり、良い成績を取らないと 上がっていかない)
《ポイント》
☆重要なのが数学
→アメリカの高校の数学には10段階くらいあって、『同じ数学でもどのレベルのクラスをとっていたか』が重要視される。
☆GPA4.0以上がある
→GPAを計算する際に、オナーズとAPの場合は『+1点』をオマケして平均値を計算する事がある。 これを『ウェイテッドGPA(加算平均 Weighted GPA)』といって、名門大学の場合はほぼこちらで審査がされるということになっている。(GPA4.7とか)
一般的にアイビーリーグレベルの名門大学の合格ラインとしては、ウェイテッドGPA4.3程度と言われている。(学力水準の高い地域で)
☆成績が上がっていく傾向が望ましい
☆内申書からわかる傾向 →12年生で楽な時間割を組んでいる、などの事が内申書からわかると不利と言われている。
〈本文より参照〉
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他にもアメリカの高校の成績は、各教科によって
小テスト 15%. 宿題40%. 中間、期末テスト35%. 授業中の議論の貢献10%
などから計算して客観性をもたせているとか。(保護者にも説明できるように)
良く先輩お母さんからも、
『宿題と提出物、そして期限を守る事がすごく大事よ!』
と言われたものでした。
ところがそれが難しい! (中学生男子?には難しい! しかも、その頃から厳しい宿題管理は問われる) (そうじゃない男子もいますが、、)
先生の話を聞く、スケジュール管理をする、タイムマネージメントをする、などの一見勉強とは違う、生活管理のように思える事が、案外成績に大きく結びつくのですね。
宿題の割合が40%と一番大きいことは、ご存知の方は意外と少ないかも?
子供の頃から習慣付けて、生活管理の大切さを早いうちから理解しておく事が、将来成績に大きく関わってくるようです。
これは親が意識的に取り組める、《大学受験の準備》の一つとも言えるかもしれませんね。
うちはもう、長男Rが大学生、娘Mが高校生で、、、
うーん、ちょっとおそかったかな、、。
大学へ旅立つであろう2年後までは、まだ やいのやいの言う事が出来る時期と思い、諦めずに出来る事をしていこうかと思っています。