【アメリカ大学受験に必要なSATとは?】
『SAT』という言葉を初めて知ったのは、おそらく長男Rがまだ中学生だった頃、
母友との会話の中でした。
『SATってなに?一体どこでどうやって申し込むの? 年に何回ぐらい受けるの?』
などと、何が何だかわからないスタートだったように思います。
皆さんもおそらくよくご存知の《SAT》などの統一テストについて、《アイビーリーグの入り方/冷泉 彰彦 著》から学んでみたいと思います。
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《SAT( スカラスティック.アセスメント.テスト Scolorstic Assessment Test) 》
カレッジボード社( College Boad)主催の統一テストで、ほとんど毎月 各地で(多くは高校)行われます。
国語( つまり英語)と数学だけで構成された全国統一テストです。
2016年から『ライティング』を別枠にして、1600点満点となっています。
『リーディング(読解』..800点 『数学』…800点
☆受験科目は『国語(英語)』と『数学』だけ
☆ 『何年生でも何度でも受けられる』ということです。
☆ 大学によっては『最高点を出す』大学と『受けたSATの得点は全部出す』大学があります。
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《SATを含む統一テストの種類》 1.SAT 2.SAT サブジェクト( 科目別) 3.ACT 4.AP 試験 5.IB 試験
1.SAT→国語と数学だけで構成された全国統一テストです。 ☆何度でも受けられます。 ☆ほぼ毎月実施されます。 ☆最高点だけを提出すれば良い( 大学による) ☆あまり数多く受けていると印象が悪くなる場合があります。
2.SAT サブジェクトテスト→各教科の学力を見るためのもので、数学、理科の各教科、文学、歴史、外国語などを中心に細かく分かれているものです。
☆自分の希望する専攻に近い科目を選ぶのが良いとされています。 (例:理系志望→『数2』『物理』『化学』『生物』の4科目は800点近い成績を獲得しておく) ☆各教科800点満点です。 ☆内申書の成績が不本意に悪い場合、その教科の成績を証明できます。 ☆私立校で『最低2科目』などの指定がある場合があります。 ☆外国語など教科によっては、年に一回しかありません。
3.ACT→
☆SATでなくACTで出願しても良い。 ☆『英語』と『数学』で36点満点 ☆SATとの違い→理科的な内容の英文読解がある、難解語彙が少ないなど。 ☆統一テストのシェアでSATを上回った
4.APテスト(アドバイスト.プレイスメント)→
☆SAT2に似ていて、細かな教科ごとに分かれています。 ☆大学の出願に要求されることは、ほとんどありません。 ☆大学の単位に認定されます。 ☆多くの高校にAPを受けるための『AP科目』があります。 ☆APテストは年に一回の5月のみ受けられます。
APテストは、高得点を取ると大学の単位に認定されます。大学への接続の一環として、大学の教養課程の単位を先取りさせる目的で発足した制度です。
5.IB( 国際バカロレア)→
スイスに本部がある団体が実施しており、国際的に通用するものです。
☆小学校、中学校、高校レベルのインターナショナルな学力認定制度です。 ☆大学の単位先取りというより、『日本の大検』に近い制度とのことです。 ☆欧州やカナダの大学に出願する場合、IBが重要になってきます。
(本文より参照)
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改めて見ると、本当に色々な種類のテストがありますね。
今は大学1年生の息子Rの受験のときは、何もわかっていなかったなぁとつくづく実感します。(Rくん、ごめん)
未だにこうやって調べていると、知らなかったことがまだまだたくさんあるのですから。
わからないなりに悪戦苦闘し始めた2017年から、今の2019年春までにも、アメリカの大学受験のシステムにも多くの変更がありました。
ですので、こうしている間にまた、変更が生じるかもしれません。
こうしてブログにて、最新の情報をお伝えできたらと思うのですが、奥がとても深い、
《アメリカ大学受験》
お伝えしたいことがドンドン湧き出てきて、ブログに書くことには事欠かないようです。