アメリカ大学 州立?私立?

【州立?私立?どちらの大学を考えるか】

アメリカの大学の進学を考えるとき、州立か私立か どちらが自分に向いているか?学費は?難易度は?と色々と考える所ですね。

まず大学に行く必要ある?という人から、アイビーリーグでなければ行っても意味がない?という人まで、大学への考えが様々かと思います。

そんな時、『体験談は千差万別』とわかっていても、色々な人の体験談は、前進するヒントになり、やっぱり勇気づけられる事もたくさんありました。

なので、色んな人の体験談を書いてみようと思います。

《ケース1》Kちゃん                                                                               私立の高校に通っていたので、大学も私立を希望。

州立大学では、【 大規模でスクリーンの講義を一番前で聞くも サボるも本人次第】という環境になりがちだそう。

少人数制で教授とのディスカッションも多い私立の方が本人に合っているとのこと。

私立の方が、施設も充実していて環境もきれいなものが多いよう。行きたい大学を絞り、大学によっては、その私立の高校からの生徒が欲しいという場合もあり、大学のアドミッションの方が来て面談し、入学が決まったそうです。

合格後、Kちゃん本人が高校卒業までの期間に成績を上げて、さらなる奨学金をもらえるよう自分で交渉に行ったとの事。受験者の積極性が高く評価されるのも、私立の大学に多いようです。

《ケース2》Y君                                                                                    日本から6年生の時 転校して来て以来 、英語の勉強面での不利な状況は続き、大学に対してもさほど積極的ではなかったようです。

それでも自分が学びたい分野がホスピタリティだということははっきりしていたので、自分で調べて 自分に合った大学を見つけました。

アポを取って見学に行き、アドミッションの人と連絡を多く取り、通常の入学とは違う形ではあるけど、3ヶ月の事前学習期間を他国の大学で学ぶことによって、2019年の年明けからの入学がきまりました。

そのホスピタリティ分野のランキング1位の大学から合格をもらえて、本当に喜んでいました。

成績等は平均的なものだったようですが、本人の向学心ややる気を評価するところが、アメリカの大学らしいですね。

《ケース3》I君                                                                               大学進学にはあまり積極的ではなく、成績も平均的なものだったそう。

高校生活をエンジョイし、大学もSUNY州立の総合大学で、親孝行な息子さんだとご両親も喜んでいました。( 現地校の同級生もSUNYに行く子は多いです)

大学生ともなると全ては自己責任。I君の入学半年後に、大学から両親の所にprobationレターがきたとか。

州立の大学は、やはり至れりつくせりの私立とは違うので、大規模な多種に渡る人たちのなかで、よほどしっかりしないと進級さえも厳しいようです。

そのご家庭のアドバイスは、『結局州立にはしたけど、絶対私立も受けた方がいい。私立はこちらが思っているより多額の奨学金がでるから』とのことでした。

《ケース4》Ko君                                                                                  成績も良く、クラブ活動などでも全米で活躍するような優秀な男子で、ご両親も大学について詳しくご存知なので、多岐にわたってko君をサポートしていました。

受験したアイビーリーグや有名な大学は全て合格。大学選びの段階で、Ko君曰く

『何処でもいいよ、お父さんたちの好きな大学で。』といったとか!?

ご両親が積極的に動くと本人が少々おいてきぼり?感があるのかもしれないですが、最後は自分で大学を決め、今は大学生活を謳歌し勉学に励んでいるそうです。

果たして親が何処までヘルプするか?という所ですが、本人が今ご両親に感謝しているので、子供のタイプによっては、それでいいのかもしれませんね。

そのご家庭のアドバイスは、『大学は合格後もう一度訪問する事をお勧めする』だそうです。

同じアイビーリーグの大学に息子さんが通っているYさんも、何人かの親子さんも熱弁していたのは、

『アイビーリーグこそ絶対受けるべき。彼らの欲しい学生は、お金持ちでなく個性や創造性だったりする。え、あの子がなんで?という学生が合格したりするから。初めから諦めず絶対受けるべき』との事でした。アメリカの合格基準はやっぱり謎です。

他にも 、☆ハーバード大学を卒業後、『自分に合った仕事がない』と自宅にいて仕事につかないケース

☆ Buffalo state大学入学からわずか一ヶ月で自宅に戻って来た子

☆Boston大学やStony Brook大学などの優秀な大学から1年後には辞めて自宅に戻って来た子たち

☆ ハーバード大学卒業したけど就職がなく、Kマートでアルバイトしようとしたら高学歴すぎと断られた子など、本当に様々ですね。

州立しても私立にしても、、入学することより、どうやらその後の方が大変で、合格したから、入学したから、卒業したから?!安心とは限らないのかもしれませんね。