アメリカ大学 Early ActionとEarly Decisionって?

【EA(アーリーアクション)とED(アーリーディシジョン)とは】

2018年秋、我が家の息子Rは、大学で懸命に勉学に励んでいます。( いるはず!)

親戚の子Fちゃんが 12年生!ということで、お母さんのCさんがとてもご心配な様子。

『質問なのだけど、ED( アーリー、ディシジョン)って、ファイナンシャル.パッケージを見てから決める事が出来るのかな?』

考えてみれば、我が家は鼻っから EDなど考えていなかったので、よく調べた事がありませんでした。なのでちょっと 調べてみました。



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《 ED( 早期決定)とEA( 早期行動)》

ED( Early Decision)での入学には、拘束力があります。ED申請者として受け入れらる学生は、その大学に入学する必要があります。

EA( Early Action)には、拘束力はありません。学生は 5/1の通常の締切日まで 大学にコミットする必要はありません。

カウンセラーは この2つのプランにおける重要な違いを理解しなければなりません。

およそ450の大学には、EDやEAの申請プランがあり、大学によって異なります。

EDは、ファイナンシャル エイドなどを比較する事が難しいため、低所得世帯の学生に不公平であり、より多くの財源を持つ世帯からの応募に有利となる可能性があります。

《 ED(Early Decision)申請者》

☆ 最初に選択した大学に早めに( 通常は11月に)申請してください。大学により異なります。

☆ 通常の通知日前( 通常12月まで)に大学からの入学決定を受け取ります。

☆入学が決定された場合、入学に同意し、各世帯が適切と考えるファイナンシャル パッケージを提供されます。

☆ ED申請は1つの大学のみに 適用されます。

☆他の大学を受験する場合、通常の申請を行います。

☆ EDによって 入学承認をされた場合、他の全てのアプリケーションを撤回しなければなりません。

☆ 5/1より前に 払い戻し不可能な入学金を大学に送ってください。

《 EA( Early Action)申請者》

☆早めに準備をしてください。

☆ 通常申請より早い時期( 1月〜2月)に入学決定を受け取ります。

☆ファイナンシャル パッケージを受け取ってから検討する事ができます。

☆ 通常申請の日程で 他の大学を受験することもできます。

☆5/1の最終決定日までに大学に入学する意思決定を知らせます。

《 EDとEAに適している受験者は》

☆その大学が第1志望である

☆学術的、社会的、地理的にもその学生に最適である

☆SATスコア、GPA およびクラスランクを満たしている

☆高校の成績など一貫して良い成績を残している

《ED.EA申請に適していない受験者は?》

☆大学に向けての準備が必要な場合

☆ストレスを避け、更に書類作成に時間を要する場合

☆完全に大学に通う事を決定していない場合

☆成績を上げるために、12年生の2nd セメスターが必要な場合

《EDのメリット》                         明確に第1志望の大学がある学生の場合、EDには入学の機会を増やすだけでなく、多くのメリットがあります。

☆決定を待つのに費やす時間を減らすことで、ストレスを軽減できます。

☆複数のアプリケーションを提出する時間と費用を節約できます。

☆入学が早期に確定することで、住宅を探したり、大学に備える時間も十分に確保できます。

☆オプションを再評価し、受け入れられない場合は、再考できます。

《EDのデメリット》

☆決定する重圧: 一つの大学にコミットすることは、全ての選択肢を探る前に、学生に大きなプレッシャーがかかります。

☆ ファイナンシャルの援助のの検討ができない:ED制度で申請する学生は、入学とファイナンシャル エイドを同時に受けるので、他の大学のファイナンシャル エイドと比較する事ができません。財政援助を絶対に必要とする学生には、EDは難しい選択となります。

☆ 他大学の出願との時差:ほとんどの大学は 12月15日までに 入学を申請する事はありません。

☆ Seniorの油断:ED申請での入学が決定した学生は、目標が達成され、残りの一年の努力は必要ないと感じるかもしれません。しかし、高校の成績が低下した場合、入学が取り消される場合があります。

《最後に》

EDでの入学決定者が コモンアプリケーションや一部の大学も申請する場合、学生 および親、カウンセラーがED入学者の契約者に署名する必要があります。また、ED申請での入学において、学生の最終的な成績証明書をその大学にのみに送付する必要があります。

( カレッジボードより参照)



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というわけで、ED申請には 親も子も強い決心が必要なようですね。改めて調べてみると、我が家や友人ご一家がたどってきた【大学への道のり】が、『なるほど、だからみんな違ったのか』と妙に納得です。

姪っ子のFちゃんにもいい結果が出ることをお祈りしています。